赤い流れ星3
二人が結婚を発表したら、私達、前から気付いてたよって…今、聞いたことも言ってやろう。
それで、嘘吐いたこと、チャラにしてあげる。
それはそうと、野々村さんのメールの後に純平君からもメールが入ってて……
『ひかりちゃん、起きてる?
起きてたらちょっと話したいんだけど……』
それからしばらくして
『やっぱりもう寝てるんだね。
また明日連絡します。』
っていう二通のメール。
すぐに返信したい所だったけど、朝はとにかく時間がないし、この時間だときっと純平君が寝てるだろうなと思って……
また、お昼あたりに連絡してみよう。
とにかく、純平君から連絡が入ってたことが私は嬉しかった。
やっぱり、少しは私のこと気にしてくれてるのかな?……なぁんて、自惚れてみたりして……
「あれ?美幸ちゃん…思い出し笑い?
えらく嬉しそうだけど、何を思い出してたの?」
「ち、違うよ!
そ、そんなんじゃなくて……」
知らないうちに私は顔がにやけてたみたい。
アッシュさんはそういう所にすぐに気がつくから困る。
「美幸ちゃん、顔が赤いよ。
怪しいなぁ……なに?もしかして恋でもしてるの?」
「ち、違うってば!
ゆ、昨夜、だ、大好きなアニメの夢を見て……」
「アニメ~?」
アッシュさんは呆れたような顔で私をみつめ、マイケルさんは笑いを噛み殺していた。
「あ~あ、兄妹でもどうしてこんなに違うのかなぁ?
それにしても逆だよ。
カズはそろそろ落ちついた方が良い年だし、美幸ちゃんはもっとたくさん恋をしなくちゃいけない年なのに……」
私だって恋くらいしてるよ。
そう言いたいけど、それだけは言えない。
だって、相手はホストなんだもん。
兄さんにそんなことがバレたらどうなることか……
私は曖昧に笑って、その場を誤魔化すしかなかった。
それで、嘘吐いたこと、チャラにしてあげる。
それはそうと、野々村さんのメールの後に純平君からもメールが入ってて……
『ひかりちゃん、起きてる?
起きてたらちょっと話したいんだけど……』
それからしばらくして
『やっぱりもう寝てるんだね。
また明日連絡します。』
っていう二通のメール。
すぐに返信したい所だったけど、朝はとにかく時間がないし、この時間だときっと純平君が寝てるだろうなと思って……
また、お昼あたりに連絡してみよう。
とにかく、純平君から連絡が入ってたことが私は嬉しかった。
やっぱり、少しは私のこと気にしてくれてるのかな?……なぁんて、自惚れてみたりして……
「あれ?美幸ちゃん…思い出し笑い?
えらく嬉しそうだけど、何を思い出してたの?」
「ち、違うよ!
そ、そんなんじゃなくて……」
知らないうちに私は顔がにやけてたみたい。
アッシュさんはそういう所にすぐに気がつくから困る。
「美幸ちゃん、顔が赤いよ。
怪しいなぁ……なに?もしかして恋でもしてるの?」
「ち、違うってば!
ゆ、昨夜、だ、大好きなアニメの夢を見て……」
「アニメ~?」
アッシュさんは呆れたような顔で私をみつめ、マイケルさんは笑いを噛み殺していた。
「あ~あ、兄妹でもどうしてこんなに違うのかなぁ?
それにしても逆だよ。
カズはそろそろ落ちついた方が良い年だし、美幸ちゃんはもっとたくさん恋をしなくちゃいけない年なのに……」
私だって恋くらいしてるよ。
そう言いたいけど、それだけは言えない。
だって、相手はホストなんだもん。
兄さんにそんなことがバレたらどうなることか……
私は曖昧に笑って、その場を誤魔化すしかなかった。