赤い流れ星3
side 美幸
「じゃあ、行ってくるね。」
「あぁ、気をつけてな。」
あっという間に約束の日曜がやって来た。
私は、野々村さんと遊びに行くと嘘を吐いて、家を出た。
近々、兄さん達の友達がイギリスから遊びに来るとかで、今日は大掃除をするんだって、兄さん達ははりきっていた。
*
「あ、野々村さ~ん!」
「ひかりさん!」
本屋の前には、すでに野々村さんが待っていた。
ものすごく気合いを入れてる…って程ではないけど、今日の野々村さんはけっこう綺麗。
やっぱり、おじいさんと会うから、おしゃれして来たんだろうな。
私もそれなりにおしゃれはして来たけど、お店に行く時程じゃない。
野々村さんと遊びに行くって言ってるのに、そんなに気合いを入れてたんじゃおかしいもんね。
「野々村さん、おじいさんは…」
「ひかり~!」
野々村さんに話しかけたちょうどその時、後ろから立派な外車が近付いて来て…
そこからおじいさんが降り立った。
「待たせたかの?」
「ううん、私も今来た所…野々村さんが一番だよ。」
「そうかそうか。
それでシュウは…」
その時、クラクションの大きな音がして…
そこにいたのは窓から顔を出すシュウさんの車だった。
「おぉ、シュウ…
ちょうど良かった。
グッドタイミングじゃな。」
私達は、シュウさんの車に乗り込んだ。
「あぁ、気をつけてな。」
あっという間に約束の日曜がやって来た。
私は、野々村さんと遊びに行くと嘘を吐いて、家を出た。
近々、兄さん達の友達がイギリスから遊びに来るとかで、今日は大掃除をするんだって、兄さん達ははりきっていた。
*
「あ、野々村さ~ん!」
「ひかりさん!」
本屋の前には、すでに野々村さんが待っていた。
ものすごく気合いを入れてる…って程ではないけど、今日の野々村さんはけっこう綺麗。
やっぱり、おじいさんと会うから、おしゃれして来たんだろうな。
私もそれなりにおしゃれはして来たけど、お店に行く時程じゃない。
野々村さんと遊びに行くって言ってるのに、そんなに気合いを入れてたんじゃおかしいもんね。
「野々村さん、おじいさんは…」
「ひかり~!」
野々村さんに話しかけたちょうどその時、後ろから立派な外車が近付いて来て…
そこからおじいさんが降り立った。
「待たせたかの?」
「ううん、私も今来た所…野々村さんが一番だよ。」
「そうかそうか。
それでシュウは…」
その時、クラクションの大きな音がして…
そこにいたのは窓から顔を出すシュウさんの車だった。
「おぉ、シュウ…
ちょうど良かった。
グッドタイミングじゃな。」
私達は、シュウさんの車に乗り込んだ。