赤い流れ星3
兄さんはなにかを考えるように、じっと一点をみつめてた。
一体、何を考えてるんだろう?
緊張で心臓が飛び出しそうだ。
「……俺は、大河内さんと絶対に会うなと言ってるんじゃない。
あんまり親しくして迷惑をかけるんじゃないって言ってるんだ。」
「わかってるよ。
だから、そんなにしょっちゅう会ってるってわけじゃないよ。
今日は久しぶりだったんだもん。」
「カズ…もうそのくらいで良いじゃない。
皆、お腹も減ってるんだし、そろそろ夕食にしようよ。」
「美幸…もう一度聞くが、そのホストとは本当に初めて会ったんだな?」
「本当だよ!
私とホストなんてどこに接点があるっていうの?
おじいさんが連れて来なきゃ、出会うことだってないじゃない。」
兄さんの視線が苦しくて、思わず目をそらしたくなったけど、今逸らしたら嘘がバレてしまう…
そう思って必死で耐えた。
「……わかった。
これからはつまらない嘘は吐くな。
ちゃんと正直に言って行くんだ。」
「わかったよ。」
やった!
兄さんは、私の嘘を信じてくれた!
これで最悪の時は免れた。
そう思うとほっとして、全身の力が抜けるような想いだった。
「じゃあ、夕食の準備にとりかかるね。」
「あ、マイケルさん、私も手伝うよ!」
兄さんからこれ以上何か言われたくなくて、私はマイケルさんに着いて行った。
一体、何を考えてるんだろう?
緊張で心臓が飛び出しそうだ。
「……俺は、大河内さんと絶対に会うなと言ってるんじゃない。
あんまり親しくして迷惑をかけるんじゃないって言ってるんだ。」
「わかってるよ。
だから、そんなにしょっちゅう会ってるってわけじゃないよ。
今日は久しぶりだったんだもん。」
「カズ…もうそのくらいで良いじゃない。
皆、お腹も減ってるんだし、そろそろ夕食にしようよ。」
「美幸…もう一度聞くが、そのホストとは本当に初めて会ったんだな?」
「本当だよ!
私とホストなんてどこに接点があるっていうの?
おじいさんが連れて来なきゃ、出会うことだってないじゃない。」
兄さんの視線が苦しくて、思わず目をそらしたくなったけど、今逸らしたら嘘がバレてしまう…
そう思って必死で耐えた。
「……わかった。
これからはつまらない嘘は吐くな。
ちゃんと正直に言って行くんだ。」
「わかったよ。」
やった!
兄さんは、私の嘘を信じてくれた!
これで最悪の時は免れた。
そう思うとほっとして、全身の力が抜けるような想いだった。
「じゃあ、夕食の準備にとりかかるね。」
「あ、マイケルさん、私も手伝うよ!」
兄さんからこれ以上何か言われたくなくて、私はマイケルさんに着いて行った。