赤い流れ星3
side 美幸
*
「カズ…どこに行ってたんだよ?」
「あ、ごめんごめん。
僕が、夜景を見たいってカズを連れ出したんだ。」
「そうだったの?
急に出て行くから心配したよ。
しかも、なかなか帰って来ないし。」
「ごめんごめん。
ところで、僕達おなかすいてるんだけど、朝ご飯はまだ?」
「すぐに準備するよ。」
なんてことだ。
昨夜は、夜中に兄さんとネイサンさんが出て行ったって、マイケルさんが言って来て、しかも、二人ともスマホも持って行かなかったから連絡も取れなくて、気になって眠れなかったっていうのに、ただの夜遊びだったとは…
本当に人騒がせな人達だよ。
「美幸…今日はえらく早起きなんだな。」
「兄さん達が行方不明だって聞いたから、心配で眠れなかったんだよ。」
「美幸ちゃん、ごめんね。
昨夜はなんだかテンションがあがっちゃってね。」
ネイサンさんはそう言って微笑み、兄さんは決まりの悪い顔をしていた。
「さぁ、出来たよ。」
マイケルさんの声が飛んで、私達はテーブルに着いた。
「それにしてもどこに行ってたの?
そういうことなら、ボク達も誘ってくれればよかったのに…」
「そうだね。
あの時は思い付きで飛び出しちゃったから…」
「まぁ、ネイサンはまだしばらくこっちにいるんだから、その間に、皆で遊びに行こう。」
「そうだね。」
ネイサンさんは兄さんに向かってにっこりと微笑んだ。
なんだか、この人、妙に兄さんと仲が良いね。
こんな偏屈と気が合うとは、この人も実は偏屈なのかもしれないな。
「カズ…どこに行ってたんだよ?」
「あ、ごめんごめん。
僕が、夜景を見たいってカズを連れ出したんだ。」
「そうだったの?
急に出て行くから心配したよ。
しかも、なかなか帰って来ないし。」
「ごめんごめん。
ところで、僕達おなかすいてるんだけど、朝ご飯はまだ?」
「すぐに準備するよ。」
なんてことだ。
昨夜は、夜中に兄さんとネイサンさんが出て行ったって、マイケルさんが言って来て、しかも、二人ともスマホも持って行かなかったから連絡も取れなくて、気になって眠れなかったっていうのに、ただの夜遊びだったとは…
本当に人騒がせな人達だよ。
「美幸…今日はえらく早起きなんだな。」
「兄さん達が行方不明だって聞いたから、心配で眠れなかったんだよ。」
「美幸ちゃん、ごめんね。
昨夜はなんだかテンションがあがっちゃってね。」
ネイサンさんはそう言って微笑み、兄さんは決まりの悪い顔をしていた。
「さぁ、出来たよ。」
マイケルさんの声が飛んで、私達はテーブルに着いた。
「それにしてもどこに行ってたの?
そういうことなら、ボク達も誘ってくれればよかったのに…」
「そうだね。
あの時は思い付きで飛び出しちゃったから…」
「まぁ、ネイサンはまだしばらくこっちにいるんだから、その間に、皆で遊びに行こう。」
「そうだね。」
ネイサンさんは兄さんに向かってにっこりと微笑んだ。
なんだか、この人、妙に兄さんと仲が良いね。
こんな偏屈と気が合うとは、この人も実は偏屈なのかもしれないな。