赤い流れ星3
「じゃ、次は純平じゃな。」
「は、はいっ。」
今度こそ、私も一緒に歌わないと…!
そう思っていたら…
「ひかり、飲み物は足りているかの?」
「え?う、うん。まだ大丈夫。」
「何か甘いものでも食べるかな?」
「い、いや、今はまだ…」
おじいさんがなんだかんだと話し掛けて来て、そんなやり取りをしている間に、デュエットするって言い出す機会は無くなって…
なんてこった…
二回もデュエットする機会を逃してしまうとは…
その後もみんなで歌って、踊って、盛り上がるのは盛り上がったのだけど、私と純平君がデュエットする機会は一度もなかった。
*
(……はぁ……)
純平君とは席も離れてるから、話す機会もなかった。
カラオケの後は、温泉に浸かって、それから夕食となったのだけど、その間も私と純平君はいつもすれ違い。
皆がいるから大っぴらに仲良くは出来ないと思ってたけど、それにしても、これほど喋られないとは…
あぁ、なんだかショック…せっかくおしゃれして来たのに…
でも、いまさらそんなことを言っても仕方がない。
もう、夕食まで来てしまったんだから…
私もさすがにもう諦めたよ。
今日は、純平君に会えただけで良かったとしよう。
そう思い直して、私はテーブルの上の料理を一心に口に運んだ。
「は、はいっ。」
今度こそ、私も一緒に歌わないと…!
そう思っていたら…
「ひかり、飲み物は足りているかの?」
「え?う、うん。まだ大丈夫。」
「何か甘いものでも食べるかな?」
「い、いや、今はまだ…」
おじいさんがなんだかんだと話し掛けて来て、そんなやり取りをしている間に、デュエットするって言い出す機会は無くなって…
なんてこった…
二回もデュエットする機会を逃してしまうとは…
その後もみんなで歌って、踊って、盛り上がるのは盛り上がったのだけど、私と純平君がデュエットする機会は一度もなかった。
*
(……はぁ……)
純平君とは席も離れてるから、話す機会もなかった。
カラオケの後は、温泉に浸かって、それから夕食となったのだけど、その間も私と純平君はいつもすれ違い。
皆がいるから大っぴらに仲良くは出来ないと思ってたけど、それにしても、これほど喋られないとは…
あぁ、なんだかショック…せっかくおしゃれして来たのに…
でも、いまさらそんなことを言っても仕方がない。
もう、夕食まで来てしまったんだから…
私もさすがにもう諦めたよ。
今日は、純平君に会えただけで良かったとしよう。
そう思い直して、私はテーブルの上の料理を一心に口に運んだ。