赤い流れ星3
side 美幸
*
「ひかりちゃん、今、暇?」
「え?うん、大丈夫だけど…」
その日、兄さんはお父さんを見送りに行って、アッシュさんとマイケルさんはどこかにでかけ、私は、ひとり、暇な日曜日を過ごしてた。
そこへ突然、純平君から電話があって…
「ひかりちゃん、突然なんだけど、今から出て来れない?」
「え?」
「今日も用があるはずだったんだけど、相手の都合が悪くなって、急に暇になったんだ。
だから、会えないかなって…」
「え?い、今から?」
「……無理?」
「う、ううん、無理じゃないよ。
じゃあ、少し待ってて。
出掛ける準備が出来たら、また連絡するから…」
私は焦って電話を切って…
あぁ、どうしよう。
心の準備が出来てない。
いや、出掛ける準備もまだ全然…
今日は、暇だと思ってたから、思いっきり間の抜けた格好をしているよ。
服を着替えて歯を磨いて…
メイクは自分では出来ないから、とりあえずファンデーションを塗って、リップを塗って…
まぁ、すっぴんよりは多少はましだろう。
あんまり待たせては申し訳ないから、私は焦って連絡をした。
会うのは、シュウさんとこの前待ち合わせをしたあの本屋さん。
あの時はたまたま運悪く見られたけど、ふだんは兄さん達も行かない方角だから。
「ひかりちゃーーん!」
「あ、純平君!」
純平君はすでに本屋さんに来て私を待っていた。
今日もけっこうラフな格好で素敵だ。
「ありがとう、来てくれて。」
「こちらこそ、誘ってくれてありがとう。」
「どこ行こうか?」
「カラオケはどうかな?」
「そうだね。じゃあ、行こうか。」
挨拶もそこそこに私達はカラオケ店に向かった。
万一、誰かに見られたらまずいと思って、とにかくどこかに入りたかったから。
「ひかりちゃん、今、暇?」
「え?うん、大丈夫だけど…」
その日、兄さんはお父さんを見送りに行って、アッシュさんとマイケルさんはどこかにでかけ、私は、ひとり、暇な日曜日を過ごしてた。
そこへ突然、純平君から電話があって…
「ひかりちゃん、突然なんだけど、今から出て来れない?」
「え?」
「今日も用があるはずだったんだけど、相手の都合が悪くなって、急に暇になったんだ。
だから、会えないかなって…」
「え?い、今から?」
「……無理?」
「う、ううん、無理じゃないよ。
じゃあ、少し待ってて。
出掛ける準備が出来たら、また連絡するから…」
私は焦って電話を切って…
あぁ、どうしよう。
心の準備が出来てない。
いや、出掛ける準備もまだ全然…
今日は、暇だと思ってたから、思いっきり間の抜けた格好をしているよ。
服を着替えて歯を磨いて…
メイクは自分では出来ないから、とりあえずファンデーションを塗って、リップを塗って…
まぁ、すっぴんよりは多少はましだろう。
あんまり待たせては申し訳ないから、私は焦って連絡をした。
会うのは、シュウさんとこの前待ち合わせをしたあの本屋さん。
あの時はたまたま運悪く見られたけど、ふだんは兄さん達も行かない方角だから。
「ひかりちゃーーん!」
「あ、純平君!」
純平君はすでに本屋さんに来て私を待っていた。
今日もけっこうラフな格好で素敵だ。
「ありがとう、来てくれて。」
「こちらこそ、誘ってくれてありがとう。」
「どこ行こうか?」
「カラオケはどうかな?」
「そうだね。じゃあ、行こうか。」
挨拶もそこそこに私達はカラオケ店に向かった。
万一、誰かに見られたらまずいと思って、とにかくどこかに入りたかったから。