赤い流れ星3
「さすがにベスト3なんかには入れないけど、こんな僕にも常連さんはついててくれてるんだよ。」

「そりゃあ、そうだと思うよ。
純平君格好良いし、優しいし。」

「昔の僕を知ってる人なら、絶対そんなこと思わないよ。
本当に酷かったんだよ。
着るものはジャージとか楽なものばっかりだし、いつもごろごろしてて、お菓子もいっぱい食べてて…とにかく、外見も内面も最低だったからね。」

「私も似たようなもんだよ。
今でも太ってるけど、以前はもっと太ってた。
いつもすっぴんだったし、部屋着で外出してたし…」

「ひかりちゃんが?……信じられないなぁ…」

「私の方こそ、信じられないよ。」

私達は顔を見合わせて笑った。



辛い話ではあったけど、純平君のこと、知られて良かった。
なんだか純平君との距離がまた少し縮まったような気がするよ。
こんな話を聞かせてくれるってことは、ある程度、純平君も私のことを信頼してくれてるってことだよね?
そんな風に思うと、なんとなく嬉しかった。



「ひかりちゃん、そろそろ次の曲歌おうか?」

「え?あぁ、そうだね!
何歌おうか?」

頭を寄せ合って、曲を選ぶ。
あぁ、なんだかカップルっぽいよ!
照れくさいけど、やっぱり嬉しい…!

< 393 / 761 >

この作品をシェア

pagetop