赤い流れ星3
*
「すっかり遅くなっちゃったね。
でも、すっごく楽しかった。
本当にありがとう、ひかりちゃん。」
「こちらこそ。本当に楽しかった。
何か、喉が枯れちゃった。」
「どこかでお茶でもしていく?」
「う…ん。もうそろそろ帰ろうかな。」
そんな話をしている時だった。
「あ……」
純平君が通りの向こうを見て、小さく頭を下げた。
向こう側にいたのは、私と同じくらいの若い女の子…
変な顔して私達を見てた。
「知ってる人?」
「うん、まぁね…
じゃあ、今日はこのくらいでお開きにしようか。
家まで送ろうか?」
「ううん、大丈夫。
ここから近いし……」
「そう…じゃあ、気をつけてね。」
「うん、純平君もね!」
私達はお互い手を振り、本屋さんの近くで別れた。
今日は本当に楽しかった。
思う存分、デュエット出来たし、アニメの話も出来たし、純平君のプライベートな話も聞けた。
(あぁ、純平君って本当に格好良いな。)
そう考えたはずなのに、私の頭の中にはシュウさんの顔が浮かんでた。
やっぱりシュウさんって格好良い。
見た目だけじゃないくて、やることや、生き方までもが格好良い。
純平君の人生まで変えてしまったんだもんね。
自分は変えられるけど、他人は変えられないって言葉をよく聞く。
だけど、シュウさんは他人を変えてしまった…
すごいよ、やっぱり。
シュウさんのこと、見直したっていうのか…
とにかく、少し見る目が変わったかも。
純平君のこともそう。
純平君って、思ったよりも、苦労人だったんだな…
だからこそ、優しいのかもしれないけど…
それはそうと、さっきの人、誰だったんだろう?
純平君と仲良い人なのかな…ちょっと気になるけど…
「すっかり遅くなっちゃったね。
でも、すっごく楽しかった。
本当にありがとう、ひかりちゃん。」
「こちらこそ。本当に楽しかった。
何か、喉が枯れちゃった。」
「どこかでお茶でもしていく?」
「う…ん。もうそろそろ帰ろうかな。」
そんな話をしている時だった。
「あ……」
純平君が通りの向こうを見て、小さく頭を下げた。
向こう側にいたのは、私と同じくらいの若い女の子…
変な顔して私達を見てた。
「知ってる人?」
「うん、まぁね…
じゃあ、今日はこのくらいでお開きにしようか。
家まで送ろうか?」
「ううん、大丈夫。
ここから近いし……」
「そう…じゃあ、気をつけてね。」
「うん、純平君もね!」
私達はお互い手を振り、本屋さんの近くで別れた。
今日は本当に楽しかった。
思う存分、デュエット出来たし、アニメの話も出来たし、純平君のプライベートな話も聞けた。
(あぁ、純平君って本当に格好良いな。)
そう考えたはずなのに、私の頭の中にはシュウさんの顔が浮かんでた。
やっぱりシュウさんって格好良い。
見た目だけじゃないくて、やることや、生き方までもが格好良い。
純平君の人生まで変えてしまったんだもんね。
自分は変えられるけど、他人は変えられないって言葉をよく聞く。
だけど、シュウさんは他人を変えてしまった…
すごいよ、やっぱり。
シュウさんのこと、見直したっていうのか…
とにかく、少し見る目が変わったかも。
純平君のこともそう。
純平君って、思ったよりも、苦労人だったんだな…
だからこそ、優しいのかもしれないけど…
それはそうと、さっきの人、誰だったんだろう?
純平君と仲良い人なのかな…ちょっと気になるけど…