赤い流れ星3
「なぁ、純平ってどういうやつなんだ?
見た感じはあんまりぱっとしない感じがしたけど…」
「ぱっとしないはひどいな。
あいつは良い奴だ。
確かに、話もあんまりうまい方じゃないし、ついてる客もそれほど多いってわけじゃないけど、なんでもこつこつ真面目にやるタイプの人間だ。
心配は出来ると思う。」
「でも、あのひかりがホストなんかとうまく付き合えると思うか?」
「ホストを目の前にして、ホストなんかとはなんだ。」
「あ、すまない…そういう意味じゃなくて…」
「……わかってるよ。
もし、あの二人が本気でお互いのことを好きになったとしたら…
それはそれできっとうまくいくと思う。
ひかりちゃんが、純平の仕事を十分理解するか、あるいは純平が仕事をやめれば、結婚だって……」
(結婚……)
自分で言った言葉に、また不快なものを感じてしまった。
二人のことがやけに現実的で生々しく感じられたからだ。
「結婚って…あの二人はそんなところまで行ってるのか?」
「そんなこと知るもんか。
ただ……話のなりゆきっていうか、なんていうか…」
「純平から、そういうことで相談を受けたことはないのか?」
「それはない。
誰と付き合うとか、そんなプライベートなことは、よほどの問題でもない限り、言う必要もないだろう。
まぁ、本当に結婚でもするようなことになればきっと話すだろうけど…」
なんだろう…このイライラした気持ちは…
純平とひかりがどうなろうと、そんなことは俺には何の関係もないのに…
あいつは、最初からこうだった。
あいつのことを想う度に、なにか気持ちがかき乱される。
好きだというわけでもない、ただの友達の妹ってことなのに、なぜ、こんな気持ちになってしまうんだろう…
見た感じはあんまりぱっとしない感じがしたけど…」
「ぱっとしないはひどいな。
あいつは良い奴だ。
確かに、話もあんまりうまい方じゃないし、ついてる客もそれほど多いってわけじゃないけど、なんでもこつこつ真面目にやるタイプの人間だ。
心配は出来ると思う。」
「でも、あのひかりがホストなんかとうまく付き合えると思うか?」
「ホストを目の前にして、ホストなんかとはなんだ。」
「あ、すまない…そういう意味じゃなくて…」
「……わかってるよ。
もし、あの二人が本気でお互いのことを好きになったとしたら…
それはそれできっとうまくいくと思う。
ひかりちゃんが、純平の仕事を十分理解するか、あるいは純平が仕事をやめれば、結婚だって……」
(結婚……)
自分で言った言葉に、また不快なものを感じてしまった。
二人のことがやけに現実的で生々しく感じられたからだ。
「結婚って…あの二人はそんなところまで行ってるのか?」
「そんなこと知るもんか。
ただ……話のなりゆきっていうか、なんていうか…」
「純平から、そういうことで相談を受けたことはないのか?」
「それはない。
誰と付き合うとか、そんなプライベートなことは、よほどの問題でもない限り、言う必要もないだろう。
まぁ、本当に結婚でもするようなことになればきっと話すだろうけど…」
なんだろう…このイライラした気持ちは…
純平とひかりがどうなろうと、そんなことは俺には何の関係もないのに…
あいつは、最初からこうだった。
あいつのことを想う度に、なにか気持ちがかき乱される。
好きだというわけでもない、ただの友達の妹ってことなのに、なぜ、こんな気持ちになってしまうんだろう…