赤い流れ星3
side 和彦
*
「よぅ!」
「来てくれてありがとな。」
「別におまえのために来たわけじゃない。」
「相変わらず、口が悪いな。」
俺達をテーブルに案内してくれたのはシュウだった。
「俺もあとで顔出すから…」
「あぁ…」
席に着くと、すぐに純平と慎二が来てくれた。
シュウに頼んで、この二人を押さえておいてもらったのだ。
「カズさん、美咲さん、ひかりちゃん、いらっしゃい!
来てくれておおきに。」
慎二はいつもながら元気で愛想が良い。
「いらっしゃい。今夜はよろしくお願いします。」
それに比べて、純平は控えめで固い感じだ。
「皆さん、何飲みはりますか?」
各々がオーダーを取り、俺達は他愛ない話に花を咲かせた。
「あ、そういえば、純平さんはカズさんとは初めてちゃうの?」
「そ、そうですね。
お店では初めてです。
以前、ネイサンさんの歓迎パーティではお会いしましたが…」
しゃべる声も口調も静かでおとなしい感じだ。
「ひかりちゃんも純平さんに会うの、ひさしぶりちゃう?」
「え?あ…あぁ、そうだね。
すごくひさしぶりかも…」
(嘘ばっかり吐きやがって……)
「カズさん、ひかりちゃんは純平さんのことお気に入りなんやで~
アニメという趣味が一緒やねん。」
「そうなのか?」
「お、お気に入りっていうか…以前、一緒にデュエットしたことがあっただけだよ。」
「そ、そうなんです。」
なんだ、こいつら。
俺達の前では、二人の関係を完全に隠すつもりのようだ。
「ホストでアニメファンって珍しいんじゃないか?」
「そう…ですね。
余り多くないかもしれません。」
「慎二は何が趣味なんだ?」
「俺ですか?
俺は楽しいことやったらなんでも。
とかいいながら、休みの日はなんや寝てばっかりなんですけどね。」
飲みながら、皆で話してる時、見知らぬ女が俺達のテーブルの傍にふらふらと近寄って来た。
「よぅ!」
「来てくれてありがとな。」
「別におまえのために来たわけじゃない。」
「相変わらず、口が悪いな。」
俺達をテーブルに案内してくれたのはシュウだった。
「俺もあとで顔出すから…」
「あぁ…」
席に着くと、すぐに純平と慎二が来てくれた。
シュウに頼んで、この二人を押さえておいてもらったのだ。
「カズさん、美咲さん、ひかりちゃん、いらっしゃい!
来てくれておおきに。」
慎二はいつもながら元気で愛想が良い。
「いらっしゃい。今夜はよろしくお願いします。」
それに比べて、純平は控えめで固い感じだ。
「皆さん、何飲みはりますか?」
各々がオーダーを取り、俺達は他愛ない話に花を咲かせた。
「あ、そういえば、純平さんはカズさんとは初めてちゃうの?」
「そ、そうですね。
お店では初めてです。
以前、ネイサンさんの歓迎パーティではお会いしましたが…」
しゃべる声も口調も静かでおとなしい感じだ。
「ひかりちゃんも純平さんに会うの、ひさしぶりちゃう?」
「え?あ…あぁ、そうだね。
すごくひさしぶりかも…」
(嘘ばっかり吐きやがって……)
「カズさん、ひかりちゃんは純平さんのことお気に入りなんやで~
アニメという趣味が一緒やねん。」
「そうなのか?」
「お、お気に入りっていうか…以前、一緒にデュエットしたことがあっただけだよ。」
「そ、そうなんです。」
なんだ、こいつら。
俺達の前では、二人の関係を完全に隠すつもりのようだ。
「ホストでアニメファンって珍しいんじゃないか?」
「そう…ですね。
余り多くないかもしれません。」
「慎二は何が趣味なんだ?」
「俺ですか?
俺は楽しいことやったらなんでも。
とかいいながら、休みの日はなんや寝てばっかりなんですけどね。」
飲みながら、皆で話してる時、見知らぬ女が俺達のテーブルの傍にふらふらと近寄って来た。