赤い流れ星3
side シュウ
*
『実は、僕は、ひかりちゃんとお付き合いをしていて…』
さっきの純平の言葉が、なぜだか頭から離れなかった。
予想は着いていたことだ。
あの二人はなにかと仲が良いから、そういうことがあっても何の不思議もない。
なのに、なぜ、こんなに心がざわめくんだ…!?
……そうだ。
隠されてたからだ。
いつから付き合ってたのかは知らないが、ネイサンの歓迎会の時だって、純平もひかりもそんなそぶりは少しも見せなかった。
それが癪に障るだけだ、きっと……
そうは思うものの、なんとも気持ちが晴れない。
なぜだ…なぜ、こんなにもあいつのことが気になるんだ?
「いや~、それにしてもびっくりしましたわ。」
「慎二…」
「純平さん、モテはるんですなぁ…
純平さんをめぐって刃傷沙汰やなんて…あ、すんまへん。
いらんことゆーてしもた。」
慎二は、自分の頭をこつんとげんこつで叩いた。
「慎二…おまえも戻って良いぞ。
昨日から眠ってないんだろ?」
「僕は少々眠らんかて大丈夫です。
心配せんと、シュウさんの方こそゆっくり寝て下さい。
早いことようなってくれへんと、困りますからね。
さ、さ…はい、目ぇ瞑って…」
慎二に無理矢理寝かしつけられたが、さっきの純平の言葉が、何度も頭の中を過って俺はなかなか眠れなかった。
『実は、僕は、ひかりちゃんとお付き合いをしていて…』
さっきの純平の言葉が、なぜだか頭から離れなかった。
予想は着いていたことだ。
あの二人はなにかと仲が良いから、そういうことがあっても何の不思議もない。
なのに、なぜ、こんなに心がざわめくんだ…!?
……そうだ。
隠されてたからだ。
いつから付き合ってたのかは知らないが、ネイサンの歓迎会の時だって、純平もひかりもそんなそぶりは少しも見せなかった。
それが癪に障るだけだ、きっと……
そうは思うものの、なんとも気持ちが晴れない。
なぜだ…なぜ、こんなにもあいつのことが気になるんだ?
「いや~、それにしてもびっくりしましたわ。」
「慎二…」
「純平さん、モテはるんですなぁ…
純平さんをめぐって刃傷沙汰やなんて…あ、すんまへん。
いらんことゆーてしもた。」
慎二は、自分の頭をこつんとげんこつで叩いた。
「慎二…おまえも戻って良いぞ。
昨日から眠ってないんだろ?」
「僕は少々眠らんかて大丈夫です。
心配せんと、シュウさんの方こそゆっくり寝て下さい。
早いことようなってくれへんと、困りますからね。
さ、さ…はい、目ぇ瞑って…」
慎二に無理矢理寝かしつけられたが、さっきの純平の言葉が、何度も頭の中を過って俺はなかなか眠れなかった。