赤い流れ星3
side 和彦
今日の大河内さんの話には、なんだか心を動かされてしまった。
そして、そのことを野々村さんに話したことで、俺の気持ちは少し変わった。
そうだ…もし、シュウの中で、美幸を愛するという設定だけが生き続けていたとして…
それは、シュウにとって気の毒なことでもなんでもないんだって…そう思えることが出来た。
確かに、シュウは格好良くてそれなりに地位もあって、女に愛されるだけじゃなく、男からも信頼される立派な男で、それに引き換え美幸は見た目はそれほど良いとは言えず、あの年になってもバイト生活で、これといって人に誇れるものがない女だから、釣り合わないと思ってしまうのは仕方のないことだ。
でも、世の中にはそんなカップルはいくらでもいる。
そんなカップルが不幸だとは限らない。
傍から見て、どんなに釣り合ってないように見えても、当の二人が幸せなら、周りがとやかく言うことはないんだ。
(決めた…俺はもう迷わない。
一番大切なのは、シュウと美幸の気持ちだ。)
こんな風に気持ちがまとまったのは、やっぱり野々村さんのおかげだ。
彼女の前では、俺は不思議と本音が語れる…
それも、とてもリラックスして。
だから、彼女と話していると、とりとめのない自分の気持ちをまとめることが出来るんだと思う。
(本当に不思議な人だ……)
そして、そのことを野々村さんに話したことで、俺の気持ちは少し変わった。
そうだ…もし、シュウの中で、美幸を愛するという設定だけが生き続けていたとして…
それは、シュウにとって気の毒なことでもなんでもないんだって…そう思えることが出来た。
確かに、シュウは格好良くてそれなりに地位もあって、女に愛されるだけじゃなく、男からも信頼される立派な男で、それに引き換え美幸は見た目はそれほど良いとは言えず、あの年になってもバイト生活で、これといって人に誇れるものがない女だから、釣り合わないと思ってしまうのは仕方のないことだ。
でも、世の中にはそんなカップルはいくらでもいる。
そんなカップルが不幸だとは限らない。
傍から見て、どんなに釣り合ってないように見えても、当の二人が幸せなら、周りがとやかく言うことはないんだ。
(決めた…俺はもう迷わない。
一番大切なのは、シュウと美幸の気持ちだ。)
こんな風に気持ちがまとまったのは、やっぱり野々村さんのおかげだ。
彼女の前では、俺は不思議と本音が語れる…
それも、とてもリラックスして。
だから、彼女と話していると、とりとめのない自分の気持ちをまとめることが出来るんだと思う。
(本当に不思議な人だ……)