赤い流れ星3
side 野々村美咲
(……夫婦……)
今日、旅行代理店で、私と青木さんは夫婦に間違えられた。
あの素敵な青木さんと私が夫婦だなんて、あの店員さんは見る目がない。
青木さんに申し訳なく思う反面…心の奥底では、夫婦と見られたことが少し嬉しかった。
もちろん、青木さんはご不快だっただろうと思う。
店を出られたくらいだもの。
それはちょっとショックだったけど、仕方がない。
私なんかと夫婦に見られたんだもの…
そりゃあ、ご気分を害されるのも当然だ。
でも…私はやっぱり嬉しかった。
今までの私だったら、きっとそんな風に見られることはなかったはずだ。
下手をすれば、青木さんのお母さんに間違えられることはあっても、夫婦になんてみられることはないはず。
昔の私は、実年齢よりいつも上に見られていたもの。
やっぱり、見た目って大切なんだなって、改めて感じた。
それに、ゴールデンウィークには旅行に行ける。
今回もまた美幸さんとシュウさんのための計画だけど、そのおかげで私も旅行に行けるなんて、嬉しくて仕方がない。
(旅行なんて、どのくらい行ってなかったかしら?)
しかも、青木さんも一緒だなんて、考えただけでもうきうきしてしまう。
行き先なんてどこだって良い。
旅行に行けるだけで、幸せだわ。
今日、旅行代理店で、私と青木さんは夫婦に間違えられた。
あの素敵な青木さんと私が夫婦だなんて、あの店員さんは見る目がない。
青木さんに申し訳なく思う反面…心の奥底では、夫婦と見られたことが少し嬉しかった。
もちろん、青木さんはご不快だっただろうと思う。
店を出られたくらいだもの。
それはちょっとショックだったけど、仕方がない。
私なんかと夫婦に見られたんだもの…
そりゃあ、ご気分を害されるのも当然だ。
でも…私はやっぱり嬉しかった。
今までの私だったら、きっとそんな風に見られることはなかったはずだ。
下手をすれば、青木さんのお母さんに間違えられることはあっても、夫婦になんてみられることはないはず。
昔の私は、実年齢よりいつも上に見られていたもの。
やっぱり、見た目って大切なんだなって、改めて感じた。
それに、ゴールデンウィークには旅行に行ける。
今回もまた美幸さんとシュウさんのための計画だけど、そのおかげで私も旅行に行けるなんて、嬉しくて仕方がない。
(旅行なんて、どのくらい行ってなかったかしら?)
しかも、青木さんも一緒だなんて、考えただけでもうきうきしてしまう。
行き先なんてどこだって良い。
旅行に行けるだけで、幸せだわ。