赤い流れ星3
*
『野々村さん、こんばんは。
旅行のこと、もう聞いた?』
そろそろ横になろうかと考えていたら、美幸さんからLINEが届いた。
(きっと、青木さんから聞かれたのね…)
『はい、お聞きしましたよ。』
『行き先はもう聞いた?』
『いえ、まだです。もしかして、もう決まったんですか?』
『うん、多分、沖縄になるみたいだよ。』
『そうなんですか?』
さっきまでは候補さえ上がってなかったのに、どうして急に決まったんだろう?
あ、もしかしたら、マイケルさんかアッシュさんが沖縄に行きたいとでもおっしゃったんだろうか?
(沖縄か~……)
私の頭の中には、高く澄んだ青い空と青い海が浮かんだ。
そして、深い緑の森…
もちろん、行ったことなんてない。
行く機会が来るとも思っていなかった。
嬉しい!
自然がいっぱいの沖縄でゴールデンウィークを過ごせるなんて、しかも、青木さんと一緒に…
まるで夢みたい!
(あ、そうだ……)
今回の旅行は、シュウさんと美幸さんのためのもの。
なのに、私ったらこんなに浮かれて……
本当に馬鹿みたい。
そうは思っても、私は嬉しさを押さえることが出来なかった。
『野々村さん、こんばんは。
旅行のこと、もう聞いた?』
そろそろ横になろうかと考えていたら、美幸さんからLINEが届いた。
(きっと、青木さんから聞かれたのね…)
『はい、お聞きしましたよ。』
『行き先はもう聞いた?』
『いえ、まだです。もしかして、もう決まったんですか?』
『うん、多分、沖縄になるみたいだよ。』
『そうなんですか?』
さっきまでは候補さえ上がってなかったのに、どうして急に決まったんだろう?
あ、もしかしたら、マイケルさんかアッシュさんが沖縄に行きたいとでもおっしゃったんだろうか?
(沖縄か~……)
私の頭の中には、高く澄んだ青い空と青い海が浮かんだ。
そして、深い緑の森…
もちろん、行ったことなんてない。
行く機会が来るとも思っていなかった。
嬉しい!
自然がいっぱいの沖縄でゴールデンウィークを過ごせるなんて、しかも、青木さんと一緒に…
まるで夢みたい!
(あ、そうだ……)
今回の旅行は、シュウさんと美幸さんのためのもの。
なのに、私ったらこんなに浮かれて……
本当に馬鹿みたい。
そうは思っても、私は嬉しさを押さえることが出来なかった。