赤い流れ星3
*
「おはよう!」
「おはよう、良い天気になって良かったな!」
指折り数えて楽しみにしているうちに、ついに旅行の日がやって来た。
KEN-Gさんの車で、私達は、空港まで送ってもらった。
空港に着いてしばらくすると、シュウさんとも合流出来た。
シュウさんは、慎二さんを一緒に連れて来られていた。
「皆、集まったな。じゃあ、これ……」
青木さんが、みんなにチケットを配られた。
(あら?)
KEN-Gさん、アッシュさん、青木さん…そして、私と慎二さんは横並びの座席だったけど、ひかりさんとシュウさんがいらっしゃらない。
「あ、あの…青木さん…ひかりさん達は…」
「あぁ、ちょっと離れてるんです。」
そう言って、青木さんは片目を瞑られた。
(え?……あぁ、そういうことか…)
最初から2座席だけ離れていたのか、もしくはわざとそうされたのかはわからないけど、これも、作戦の一つなんだと気が付いた。
ひかりさんとシュウさんを二人っきりにする作戦なんだって。
「美咲さん、沖縄は行ったことありはりますか?」
「え?あ、いえ。初めてです。」
「そうなんや。実は僕も初めてなんですわ。
しかも、飛行機に乗んのも久々で…なんや緊張しますわ。」
「……そうですね。」
慎二さんは、話しやすい人だから助かる。
慎二さんと一緒なら、移動の時間も退屈しないで済みそうだ。
(ひかりさんは、大丈夫かしら?)
「おはよう!」
「おはよう、良い天気になって良かったな!」
指折り数えて楽しみにしているうちに、ついに旅行の日がやって来た。
KEN-Gさんの車で、私達は、空港まで送ってもらった。
空港に着いてしばらくすると、シュウさんとも合流出来た。
シュウさんは、慎二さんを一緒に連れて来られていた。
「皆、集まったな。じゃあ、これ……」
青木さんが、みんなにチケットを配られた。
(あら?)
KEN-Gさん、アッシュさん、青木さん…そして、私と慎二さんは横並びの座席だったけど、ひかりさんとシュウさんがいらっしゃらない。
「あ、あの…青木さん…ひかりさん達は…」
「あぁ、ちょっと離れてるんです。」
そう言って、青木さんは片目を瞑られた。
(え?……あぁ、そういうことか…)
最初から2座席だけ離れていたのか、もしくはわざとそうされたのかはわからないけど、これも、作戦の一つなんだと気が付いた。
ひかりさんとシュウさんを二人っきりにする作戦なんだって。
「美咲さん、沖縄は行ったことありはりますか?」
「え?あ、いえ。初めてです。」
「そうなんや。実は僕も初めてなんですわ。
しかも、飛行機に乗んのも久々で…なんや緊張しますわ。」
「……そうですね。」
慎二さんは、話しやすい人だから助かる。
慎二さんと一緒なら、移動の時間も退屈しないで済みそうだ。
(ひかりさんは、大丈夫かしら?)