赤い流れ星3
「あぁ、お腹いっぱいだ。」

「ここに来てから、絶対体重増えてるよな。」

シュウさんたちは、お酒も飲んでたから、かなりご機嫌な様子だ。



「ねぇ、これからどうするの?」

「……昼寝でもするか?」

「もう、シュウったら、何言ってんのよ。」

「冗談じゃないぞ。今回の旅は、ゆっくりすることを目標に来たんだから。」

「その気持ちはわからないこともないわ。
毎日、忙しいばっかりだものね。
まぁ、私も仕事は好きだから、どんなに忙しくても辛いとかは思わないんだけど、確かに、時折、何もしたくなくなる時があるわ。」

「そうだろ?
だから、ゆっくりしようぜ。」

そう言って、シュウさんはその場にごろんと横になった。



「じゃあ、私も~~」

「おいおい。」

シュウさんに密着しようとするタカミーさんから、シュウさんは転がって逃げる。
タカミーさんは、それをさらに追いかけて、転がりながら追いかける。
二人の子供染みた行動に、私は思わず笑っていた。
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