赤い流れ星3
side 野々村美咲
*
(困ったな…なんて打てば良いのかしら?)
昨夜、遅くに、美幸さんからLINEが届いた。
そこに書いてあったことで、私はずっと悩んでいる。
タカミーさんが、青木さんにつきまとわないように、シュウさんと美幸さんみたいに、私と青木さんが付き合ってるってことにしたらどうかとの話だった。
そのことは、青木さんにも伝えてあるから、そのうち多分青木さんから連絡があるだろうってことだったけど、青木さんからは何の連絡もない。
青木さんの気持ちがわかるような気がする。
多分、青木さんは、私があんなことを言ったから、今回のことを言いにくいんだと思う。
私の告白を断って、でも、偽装で付き合ってることにしようっていうのが言いにくいんだ、きっと。
青木さんはお優しい方だもの。
だから、私の方から言わなきゃいけない。
あんなこと、少しも気にしてないって思ってもらった方が私も気が楽だし。
そう思ってさっきからスマホを持ち出しては、いざ、打つ段になってはその手が止まって…
一応、ライターを職業にしてるのに、なんてこと。
明らかに考え過ぎだ。
(よし、今度こそ書くわよ!
そんなに深く考えることはないんだから…!)
大きく深呼吸して、私は文面を打ち始めた。
(困ったな…なんて打てば良いのかしら?)
昨夜、遅くに、美幸さんからLINEが届いた。
そこに書いてあったことで、私はずっと悩んでいる。
タカミーさんが、青木さんにつきまとわないように、シュウさんと美幸さんみたいに、私と青木さんが付き合ってるってことにしたらどうかとの話だった。
そのことは、青木さんにも伝えてあるから、そのうち多分青木さんから連絡があるだろうってことだったけど、青木さんからは何の連絡もない。
青木さんの気持ちがわかるような気がする。
多分、青木さんは、私があんなことを言ったから、今回のことを言いにくいんだと思う。
私の告白を断って、でも、偽装で付き合ってることにしようっていうのが言いにくいんだ、きっと。
青木さんはお優しい方だもの。
だから、私の方から言わなきゃいけない。
あんなこと、少しも気にしてないって思ってもらった方が私も気が楽だし。
そう思ってさっきからスマホを持ち出しては、いざ、打つ段になってはその手が止まって…
一応、ライターを職業にしてるのに、なんてこと。
明らかに考え過ぎだ。
(よし、今度こそ書くわよ!
そんなに深く考えることはないんだから…!)
大きく深呼吸して、私は文面を打ち始めた。