赤い流れ星3
「でも…マジなのか?マジでひかりちゃんと?」
「そんなにおかしいか?」
「おかしいっていうわけじゃないけど…今までの彼女とは雰囲気が違うから。」
「……確かにな。」
誰が考えても確かに俺とひかりは似合わないだろう。
ジョーの言う通り、ひかりみたいなタイプとは今まで付き合ったことがない。
いや、ひかりとは本当は付き合ってはいないのだから、それも当然のことなのだけど…
「でも、なんとなくわかるような気がするよ。」
「え?」
「だって、シュウ…最初からひかりちゃんのこと、気にしてたもんな。」
「俺が、ひかりのことを?」
ジョーは、薄笑いを浮かべながら深く頷く。
俺は苦笑するしかなかった。
一体、何を的外れなことを言ってるんだろう。
俺は、ひかりを気にしたことなんてない。
(ただ、あいつが珍しいタイプだったから、ほんの少し調子が狂っただけだ。)
そう、それだけのことなのに、ジョーの奴…何を勘違いしているのやら。
「あ、もしも、シュウとひかりちゃんが結婚でもしたら、シュウとカズさんは兄弟ってことになるんだな!?」
「は?」
俺とひかりが結婚だって!?
そんなこと、あるはずがない…
そもそも、俺とひかりは付き合ってもいないんだから。
高見沢除けのために吐いたこの嘘が、なんだか妙に疎ましく感じられた。
「そんなにおかしいか?」
「おかしいっていうわけじゃないけど…今までの彼女とは雰囲気が違うから。」
「……確かにな。」
誰が考えても確かに俺とひかりは似合わないだろう。
ジョーの言う通り、ひかりみたいなタイプとは今まで付き合ったことがない。
いや、ひかりとは本当は付き合ってはいないのだから、それも当然のことなのだけど…
「でも、なんとなくわかるような気がするよ。」
「え?」
「だって、シュウ…最初からひかりちゃんのこと、気にしてたもんな。」
「俺が、ひかりのことを?」
ジョーは、薄笑いを浮かべながら深く頷く。
俺は苦笑するしかなかった。
一体、何を的外れなことを言ってるんだろう。
俺は、ひかりを気にしたことなんてない。
(ただ、あいつが珍しいタイプだったから、ほんの少し調子が狂っただけだ。)
そう、それだけのことなのに、ジョーの奴…何を勘違いしているのやら。
「あ、もしも、シュウとひかりちゃんが結婚でもしたら、シュウとカズさんは兄弟ってことになるんだな!?」
「は?」
俺とひかりが結婚だって!?
そんなこと、あるはずがない…
そもそも、俺とひかりは付き合ってもいないんだから。
高見沢除けのために吐いたこの嘘が、なんだか妙に疎ましく感じられた。