赤い流れ星3
シャワーを出て、冷たい水を一気飲みした。
もうすでに酔いは冷めているけれど。
髪を乾かし、身支度をした俺は、スマホを取りだした。
何て打とう?
最初から詫びた方が良いか?
でも、俺にはそうする勇気はなかった。
さんざん悩んだ挙句に、俺が打ったのは、卑怯にもすっとぼけた内容だった。
『おはようございます。
昨夜、俺、酔いつぶれたみたいですね。
もしかして、野々村さんが俺をホテルまで送って下さったんですか?』
果たしてどんな返信が返って来るのか、或いは返って来ないのか。
送信してから、ドキドキしながら返事を待った。
(あっ!?)
返事はすぐに返って来た。
『おはようございます。
昨夜は、ご機嫌でしたね。
もう帰れないからホテルに泊まるとおっしゃったから、私がホテルまでお連れしました。』
どういうことだ?
これじゃあまるで、昨夜は何もなかったみたいだ。
俺が寝ぼけてたとでもいうのか?
いや、そんなことはない。
あの時は確かに野々村さんが俺の隣にいた。
何も身に付けていない野々村さんが…
あれは、夢なんかじゃない!
野々村さんの気持ちがわからず、何と返信したら良いのか、わからなくなってしまった。
もうすでに酔いは冷めているけれど。
髪を乾かし、身支度をした俺は、スマホを取りだした。
何て打とう?
最初から詫びた方が良いか?
でも、俺にはそうする勇気はなかった。
さんざん悩んだ挙句に、俺が打ったのは、卑怯にもすっとぼけた内容だった。
『おはようございます。
昨夜、俺、酔いつぶれたみたいですね。
もしかして、野々村さんが俺をホテルまで送って下さったんですか?』
果たしてどんな返信が返って来るのか、或いは返って来ないのか。
送信してから、ドキドキしながら返事を待った。
(あっ!?)
返事はすぐに返って来た。
『おはようございます。
昨夜は、ご機嫌でしたね。
もう帰れないからホテルに泊まるとおっしゃったから、私がホテルまでお連れしました。』
どういうことだ?
これじゃあまるで、昨夜は何もなかったみたいだ。
俺が寝ぼけてたとでもいうのか?
いや、そんなことはない。
あの時は確かに野々村さんが俺の隣にいた。
何も身に付けていない野々村さんが…
あれは、夢なんかじゃない!
野々村さんの気持ちがわからず、何と返信したら良いのか、わからなくなってしまった。