赤い流れ星3
『ご迷惑をおかけしました。
昨夜はなんだか楽しくて、飲みすぎてしまったようです。
バーで飲んでいた以降の記憶が全くないんです。
何か、野々村さんに失礼なことをしませんでしたか?』
あまり遅くなってもまずいと思い、俺はなんとか返信した。
『失礼なことなんて何もありませんでしたよ。
とても楽しいお酒でしたね。』
すぐにまた返信が来た。
これを読む限り、野々村さんは俺に対して怒っている風ではない。
ということは…彼女は俺と割り切った付き合いをしようとしてるのか?
いや、あの野々村さんに限って、それは無いと思う。
あの人はそんなことが出来るタイプではない。
それに、もしそうだとしたら、俺が目覚める前に去ってしまうのも変だ。
ますます、野々村さんのことがわからなくなった。
でも、ストレートに訊ねるようなことは出来ない。
『また飲みに行きましょう。
今度は酔い潰れたりしませんから。』
『はい、ぜひ。』
どうしてだ?
文字だけだからよくわからないが、野々村さんは至って普通だ。
昨夜、何事もなかったみたいに。
だんだんよく分からなくなってきた。
あれは確かに夢では無かった。
そう思うが、その考えが間違いなんだろうか?
まるで、狐につままれたような気分だった。
昨夜はなんだか楽しくて、飲みすぎてしまったようです。
バーで飲んでいた以降の記憶が全くないんです。
何か、野々村さんに失礼なことをしませんでしたか?』
あまり遅くなってもまずいと思い、俺はなんとか返信した。
『失礼なことなんて何もありませんでしたよ。
とても楽しいお酒でしたね。』
すぐにまた返信が来た。
これを読む限り、野々村さんは俺に対して怒っている風ではない。
ということは…彼女は俺と割り切った付き合いをしようとしてるのか?
いや、あの野々村さんに限って、それは無いと思う。
あの人はそんなことが出来るタイプではない。
それに、もしそうだとしたら、俺が目覚める前に去ってしまうのも変だ。
ますます、野々村さんのことがわからなくなった。
でも、ストレートに訊ねるようなことは出来ない。
『また飲みに行きましょう。
今度は酔い潰れたりしませんから。』
『はい、ぜひ。』
どうしてだ?
文字だけだからよくわからないが、野々村さんは至って普通だ。
昨夜、何事もなかったみたいに。
だんだんよく分からなくなってきた。
あれは確かに夢では無かった。
そう思うが、その考えが間違いなんだろうか?
まるで、狐につままれたような気分だった。