赤い流れ星3
*
「朝帰りは久しぶりだね。」
「……まあな。」
ホテルにいても仕方ないから、俺は家に戻った。
「久しぶりに彼女でも出来たの?」
「そうじゃない。昨夜は野々村さんと飲みに行って…」
「えーっ!野々村さんとそういう仲になっちゃったの!?」
アッシュの言葉に、鼓動が速くなる。
「ば、馬鹿なことを言うな!
昨夜、俺は酔い潰れて帰れなくなり、ホテルに泊まった。
野々村さんは、家に帰った。」
「な~んだ。」
「当たり前だろ。あの真面目な野々村さんが、カズとそんなことになるわけないじゃないか。」
マイケルは自信ありげに、そう言った。
(そうだよなぁ。相手はあの野々村さんだぞ。
誰だって、そう思う。)
では、あれはやはり夢だったのか?
いや、そんなことはありえない。
じゃあ、野々村さんもただ眠くて横になっただけか?
そんなわけはない。
それなら裸になる意味がわからない。
「タクシーで帰って来れば良かったのに。」
「そ、そうだが…夜中にお前たちを起こしてしまうのも悪いと思って…」
「そんなこと、気にしなくて良いのに。」
「かなり酔ってたから、とにかく眠かったっていうのもあるんだ。」
なんとか言い訳をした。
ふと見ると、美幸は、うとましげな目をして俺を見ていた。
信じてないわけではないだろうが、だらしない男だと思っているのだろう。
「朝帰りは久しぶりだね。」
「……まあな。」
ホテルにいても仕方ないから、俺は家に戻った。
「久しぶりに彼女でも出来たの?」
「そうじゃない。昨夜は野々村さんと飲みに行って…」
「えーっ!野々村さんとそういう仲になっちゃったの!?」
アッシュの言葉に、鼓動が速くなる。
「ば、馬鹿なことを言うな!
昨夜、俺は酔い潰れて帰れなくなり、ホテルに泊まった。
野々村さんは、家に帰った。」
「な~んだ。」
「当たり前だろ。あの真面目な野々村さんが、カズとそんなことになるわけないじゃないか。」
マイケルは自信ありげに、そう言った。
(そうだよなぁ。相手はあの野々村さんだぞ。
誰だって、そう思う。)
では、あれはやはり夢だったのか?
いや、そんなことはありえない。
じゃあ、野々村さんもただ眠くて横になっただけか?
そんなわけはない。
それなら裸になる意味がわからない。
「タクシーで帰って来れば良かったのに。」
「そ、そうだが…夜中にお前たちを起こしてしまうのも悪いと思って…」
「そんなこと、気にしなくて良いのに。」
「かなり酔ってたから、とにかく眠かったっていうのもあるんだ。」
なんとか言い訳をした。
ふと見ると、美幸は、うとましげな目をして俺を見ていた。
信じてないわけではないだろうが、だらしない男だと思っているのだろう。