赤い流れ星3
side 野々村美咲
『毎日呼び出してすみません。
ちょっとお話したいことがあるので、今夜また会えませんか?』
青木さんからのLINEに胸がときめく。
毎日みたいに会えるのは、とても嬉しいことだ。
ただ、話したいことって何だろう?
それが気になる。
まさか、先日のことを思い出した、とか。
(ないない。そんなこと絶対ないわ。)
深呼吸して気持ちを落ち着かせ、私は返信した。
*
「野々村さ~ん!」
今日もまた早くに着きすぎた私に向かって、青木さんが走って来る。
青木さんは笑顔だ。
やっぱり、杞憂だった。
話したいことっていうのは、あの夜のことじゃないと確信した。
「すみません。いつも俺の方が遅いですね。」
「いえ、私もついさっき来たばかりなんですよ。」
今日もまた嘘を吐いた。
青木さんと会う日は待ちきれなくて、ついつい早くに来てしまう。
こうして店の前で青木さんを待つのも、とても幸せな瞬間だ。
「じゃあ、行きましょうか。
今日の店はアッシュのオススメで、実は俺もまだ行ったことがないんです。」
私はあまり良いお店を知らないから、毎回、青木さんが連れて行って下さる。
知らないお店に行くだけでもワクワクするのに、大好きな青木さんと一緒なんだもの。
幸せでたまらない。
ちょっとお話したいことがあるので、今夜また会えませんか?』
青木さんからのLINEに胸がときめく。
毎日みたいに会えるのは、とても嬉しいことだ。
ただ、話したいことって何だろう?
それが気になる。
まさか、先日のことを思い出した、とか。
(ないない。そんなこと絶対ないわ。)
深呼吸して気持ちを落ち着かせ、私は返信した。
*
「野々村さ~ん!」
今日もまた早くに着きすぎた私に向かって、青木さんが走って来る。
青木さんは笑顔だ。
やっぱり、杞憂だった。
話したいことっていうのは、あの夜のことじゃないと確信した。
「すみません。いつも俺の方が遅いですね。」
「いえ、私もついさっき来たばかりなんですよ。」
今日もまた嘘を吐いた。
青木さんと会う日は待ちきれなくて、ついつい早くに来てしまう。
こうして店の前で青木さんを待つのも、とても幸せな瞬間だ。
「じゃあ、行きましょうか。
今日の店はアッシュのオススメで、実は俺もまだ行ったことがないんです。」
私はあまり良いお店を知らないから、毎回、青木さんが連れて行って下さる。
知らないお店に行くだけでもワクワクするのに、大好きな青木さんと一緒なんだもの。
幸せでたまらない。