赤い流れ星3
side 野々村美咲
(あ……)
食事中に、スマホが震えた。
「何か急用でも?」
「あ、美幸さんからでした。」
「なら、放っておけば良い。
どうせつまらない用事でしょう。」
「え…」
気にはなったが、青木さんの出前、返信する訳にもいかず…
(美幸さん、ごめんなさい。)
「あ、そういえば、美幸さんとシュウさんはうまくいかれてるんでしょうか?」
「うまく、というか、恋人の振りをするということは、お互いわかってると思いますが、それからどうなっているのかはまだ聞いてません。
またシュウに、それとなく聞いておきます。」
「あ、あの…
シュウさんに、私たちのことを話したらどうでしょう?」
「え?」
「で、ですから、偽物の恋人だとバレないように、普段からLINEをしたり、会ったりした方が良いんじゃないかって…」
咄嗟の思いつきだったのだけど、なかなか良いことを言ったかも!?
「そうですね。それは名案だ。
そうやっているうちに、自然と仲が良くなるかもし…あ…」
青木さんが、急に慌てた様子で口をつぐまれた。
(あ……)
その理由に気付き、私は顔が熱くなるのを感じた。
食事中に、スマホが震えた。
「何か急用でも?」
「あ、美幸さんからでした。」
「なら、放っておけば良い。
どうせつまらない用事でしょう。」
「え…」
気にはなったが、青木さんの出前、返信する訳にもいかず…
(美幸さん、ごめんなさい。)
「あ、そういえば、美幸さんとシュウさんはうまくいかれてるんでしょうか?」
「うまく、というか、恋人の振りをするということは、お互いわかってると思いますが、それからどうなっているのかはまだ聞いてません。
またシュウに、それとなく聞いておきます。」
「あ、あの…
シュウさんに、私たちのことを話したらどうでしょう?」
「え?」
「で、ですから、偽物の恋人だとバレないように、普段からLINEをしたり、会ったりした方が良いんじゃないかって…」
咄嗟の思いつきだったのだけど、なかなか良いことを言ったかも!?
「そうですね。それは名案だ。
そうやっているうちに、自然と仲が良くなるかもし…あ…」
青木さんが、急に慌てた様子で口をつぐまれた。
(あ……)
その理由に気付き、私は顔が熱くなるのを感じた。