赤い流れ星3
美幸さんとは親しくしていただいてるから、出来るだけ隠し事はしたくない。
だから、青木さんと会ってることも話せてほっとしたけれど、でも、あの晩のことだけは話せない。
これは、私だけの秘密。
墓場にまで持っていく、私だけの宝物。
青木さんが覚えてらっしゃらなくて本当に良かった。
覚えてらっしゃったら…きっと、今の関係性は壊れてしまう。
青木さんにとってはただの遊び、気まぐれだったと思うけど、相手が私だと、きっと悩まれると思う。
私は美幸さんの友達で…
シュウさんやKEN-Gさんの秘密を共有してる仲間で、仕事の関係もある。
だから、きっと気を遣われて、ギクシャクしてしまうと思う。
そうはなりたくない。
いつか、青木さんに好きな人が出来るまで、私は彼女さんの役を続けたい。
『そういえば、野々村さんは兄さんのことをなんて呼んでるの?』
(え??)
あ、そうか。
皆さん、青木さんのことを『カズ』と呼ばれてる。
『「青木さん」のままじゃおかしいでしょうか?』
『そりゃあ、おかしいんじゃない?
皆と同じように「カズ」にするか、「カズ君」とかが良いんじゃない?
それに、野々村さんも「美咲」って呼んでもらわないと。』
えーっ!美咲?
無理よ、そんなの。
恥ずかしくて顔から火が出てしまう。
でも、青木さんに「美咲」って呼ばれたら…
考えただけで、顔から火が出た。
だから、青木さんと会ってることも話せてほっとしたけれど、でも、あの晩のことだけは話せない。
これは、私だけの秘密。
墓場にまで持っていく、私だけの宝物。
青木さんが覚えてらっしゃらなくて本当に良かった。
覚えてらっしゃったら…きっと、今の関係性は壊れてしまう。
青木さんにとってはただの遊び、気まぐれだったと思うけど、相手が私だと、きっと悩まれると思う。
私は美幸さんの友達で…
シュウさんやKEN-Gさんの秘密を共有してる仲間で、仕事の関係もある。
だから、きっと気を遣われて、ギクシャクしてしまうと思う。
そうはなりたくない。
いつか、青木さんに好きな人が出来るまで、私は彼女さんの役を続けたい。
『そういえば、野々村さんは兄さんのことをなんて呼んでるの?』
(え??)
あ、そうか。
皆さん、青木さんのことを『カズ』と呼ばれてる。
『「青木さん」のままじゃおかしいでしょうか?』
『そりゃあ、おかしいんじゃない?
皆と同じように「カズ」にするか、「カズ君」とかが良いんじゃない?
それに、野々村さんも「美咲」って呼んでもらわないと。』
えーっ!美咲?
無理よ、そんなの。
恥ずかしくて顔から火が出てしまう。
でも、青木さんに「美咲」って呼ばれたら…
考えただけで、顔から火が出た。