赤い流れ星3
(わぁ、これ良いなぁ。)



次の階では、バッグとアクセサリーを見た。
私のイメージの青木さんにピッタリなバッグがあった。
迷わず決定。



(あ、これ!)



パワーストーンのお店があった。
アッシュさん達の影響なのか、青木さんもブレスレットを付けられてる。



「ブレスレットですか。」

「は、はい。」

青木さんに合うのは黒い石かな。
あ、青いのも素敵。



「あ!」



すごく綺麗な石をみつけた。
黒い石とキラキラした金具が付いてて、何か彫られた水晶らしき石も入ってる。



「四神ですね。これにしますか?」

「四神…ですか?」

「はい、東西南北に見立てた4箇所に、各地を護る幻獣を彫った石を配した御守りみたいなものですね。」

「御守り…」

なんか、すごく興奮して来た。
青木さんには、ぜひこれを付けてほしい。



「これにしますか?」

「あ、あの…」

「はい?」

「このブレスレット、わ、私にプレゼントさせて下さい!」

「え?」

「これは、ゲームと関係なく、青木さんにプレゼントしたいんです!」

あ!なんか、青木さんが困ったような顔をしている。
そ、そうよね。
誕生日でもなんでもないのに、急にプレゼントだなんておかしいわよね。
どうしよう!?



(あ!)



「き、今日は、私のコーディネートも買ってもらいますし、そ、そのささやかなお礼と言いますか…」

うまい言い訳を思いついた。
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