赤い流れ星3
「うわぁ!」

そこは、私の大好きなアニメ関連のショップだった。
アニメのDVDやフィギュアに目を奪われていると…



「こっちだ!」

シュウさんに腕を掴まれてひっぱられる。
そこは、アニメ関連の服が売ってるコーナーだった。
シュウさんは、そこであれこれ見て、ズボンとパーカーとキャップを選んだ。



「サイズはこんなもんだろ。着てみろ。」

「は、はい。」

手渡されたパーカーは、背中にキャラが大きくプリントされている。
派手だな。
ちょっと気後れする程度には派手。
しかも、上下共に明るいピンクだ。
嬉しいのと恥ずかしいのが混じった気持ちで試着する。
わぁ、キャップもなかなか良いね。
私が今までに着てた服とはなんか違うね。



「ど、どうですか?」

「まぁ、良いんじゃないか?
じゃ、決まりだな。」

「は、はい。」



(……ん?)



ふと目に入った値札を見てびっくり!
私が着てたキャラものジャージとは、値段が違う!
流行りのキャラだから?
よくわからないけど、なんか良いやつだ。
だから、かっこいいのかな。



「さてと。お前のはもう決まったから、次は俺のだな。
どこで見る?」

「え、ええっと……」



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