赤い流れ星3
笑いながら、俺は考えていた。
確かに、シュウの言う通りだ。
今まで告白をされたことなんて数え切れない程ある。
そうだ、考えてみれば、俺はあまり自分から告白したことがない。
女性が告白し、余程嫌いな相手では無い限り、その告白を受け入れていた。
なのに、なぜだか、野々村さんの告白は受け入れなかった。
拒絶とは違う。
(そうだ…逃げたんだ…)
「シュウ…なんで俺は、聞かなかったことにする、なんて言ったのかな?」
「え…?」
シュウの笑いが止まった。
「そりゃあ、あんたが野々村さんに本気で惚れてたからに違いないさ。
ただ、それを認めたくなかったんだろうな。
今までの軽くて楽しいだけの遊びの相手とは違う。
つまり、年貢の納め時ってことだな。
あんたはそれに戸惑ったんじゃないか?」
「……どうして、そんなことがわかるんだ?」
俺の言葉に、シュウは小さく肩を揺らした。
「俺とあんたはよく似てるからな。
俺も、恋愛はいつも遊びでしかない。
今までたくさん恋愛したが、結婚しても良いと思える相手にはまだ出会ってない。
だから……もし、そんな相手と出会ったら……俺もきっと戸惑うと思うんだ。」
シュウは、なぜだか苦しそうな顔をしてそう言った。
確かに、シュウの言う通りだ。
今まで告白をされたことなんて数え切れない程ある。
そうだ、考えてみれば、俺はあまり自分から告白したことがない。
女性が告白し、余程嫌いな相手では無い限り、その告白を受け入れていた。
なのに、なぜだか、野々村さんの告白は受け入れなかった。
拒絶とは違う。
(そうだ…逃げたんだ…)
「シュウ…なんで俺は、聞かなかったことにする、なんて言ったのかな?」
「え…?」
シュウの笑いが止まった。
「そりゃあ、あんたが野々村さんに本気で惚れてたからに違いないさ。
ただ、それを認めたくなかったんだろうな。
今までの軽くて楽しいだけの遊びの相手とは違う。
つまり、年貢の納め時ってことだな。
あんたはそれに戸惑ったんじゃないか?」
「……どうして、そんなことがわかるんだ?」
俺の言葉に、シュウは小さく肩を揺らした。
「俺とあんたはよく似てるからな。
俺も、恋愛はいつも遊びでしかない。
今までたくさん恋愛したが、結婚しても良いと思える相手にはまだ出会ってない。
だから……もし、そんな相手と出会ったら……俺もきっと戸惑うと思うんだ。」
シュウは、なぜだか苦しそうな顔をしてそう言った。