赤い流れ星3
*
「わかな…ですか?」
「は、はい。」
「どんな字ですか?」
「平和の和に、香り、奈良の奈です。菜の花の菜でも良いですが…」
本当は『和彦』さんの『和』なんだけど、それは照れくさくて言えなかった。
「わかな…良い名前ですね。
じゃあ、そうしましょう。」
名前はすんなりと決まった。
「男の子はどうしますか?」
「それが…まだ全然。」
私の考えた名前を、青木さんも気に入って下さったみたいだ。
嬉しい。
「女の子は、俺の名前から一文字使われてるので、男の子は美咲の『美』を付けたらどうでしょう?」
「え?わ、私の名前からなんて…」
「そうしましょう。『美』から始まる三文字の名前に。
そうだなぁ…」
青木さんは、目を閉じて…
「みつきはどうでしょう?」
「みつき?良いですね!
どんな漢字ですか?」
「美しいに、都、季節の季です。」
「素敵です!それに決めましょう!」
青木さんのおかげで男の子の名前もすんなりと決まった。
わかなとみつき、子供達の名前が決まったことで、さらに愛しさが募る。
「今日、シュウにサインをもらってきますね。」
「ありがとうございます。」
「なんだかやることがいっぱいですね。
でも、無理はなさらないで下さいね。
焦ることはありません。」
「はい、ありがとうございます。」
幸い、体調はそんなに悪くない。
だけど、退院したら自分だけで子供の世話をしなくてはならない。
そのことを考えると、やはり不安だった。
「わかな…ですか?」
「は、はい。」
「どんな字ですか?」
「平和の和に、香り、奈良の奈です。菜の花の菜でも良いですが…」
本当は『和彦』さんの『和』なんだけど、それは照れくさくて言えなかった。
「わかな…良い名前ですね。
じゃあ、そうしましょう。」
名前はすんなりと決まった。
「男の子はどうしますか?」
「それが…まだ全然。」
私の考えた名前を、青木さんも気に入って下さったみたいだ。
嬉しい。
「女の子は、俺の名前から一文字使われてるので、男の子は美咲の『美』を付けたらどうでしょう?」
「え?わ、私の名前からなんて…」
「そうしましょう。『美』から始まる三文字の名前に。
そうだなぁ…」
青木さんは、目を閉じて…
「みつきはどうでしょう?」
「みつき?良いですね!
どんな漢字ですか?」
「美しいに、都、季節の季です。」
「素敵です!それに決めましょう!」
青木さんのおかげで男の子の名前もすんなりと決まった。
わかなとみつき、子供達の名前が決まったことで、さらに愛しさが募る。
「今日、シュウにサインをもらってきますね。」
「ありがとうございます。」
「なんだかやることがいっぱいですね。
でも、無理はなさらないで下さいね。
焦ることはありません。」
「はい、ありがとうございます。」
幸い、体調はそんなに悪くない。
だけど、退院したら自分だけで子供の世話をしなくてはならない。
そのことを考えると、やはり不安だった。