赤い流れ星3




「美味しいですね。」

「やっぱり、マイケルとアッシュは料理の天才だな。」



皆んなで鍋をつついた。
豆乳をベースにしたヘルシーなだしらしい。
とてもまろやかで良い味だ。



「魚焼いといたから、明日、レンチンして食べてね。」

そうだ。
焼き魚くらいなら、俺にでも出来るかもしれない。



「それと、ポテトサラダやちょっとしたお惣菜も冷蔵庫に入ってるからね。」

「本当に助かります。どうもありがとうございます。」

「また時間がある時、作りに来るよ。」

「そんな…申し訳ないです。」

「良いんだよ。可愛いBABYちゃんを見に来るのが目当てだからね。」

「いつでも見に来てくれ。」



周りの皆から愛されて、本当に幸せな子供達だ。



「そういえば、ご両親には話したの?」

「え?あ、あぁ、まだなんだけど、もうじき話すよ。」

話したくないわけじゃない。
きっと両親も喜んでくれると思う。
いい歳をしてなかなか結婚しない俺を案じていたはずだから、喜ばないはずはない。
しかも、もう子供もいるとなると、反対のしようがないだろう。
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