赤い流れ星3
side 野々村美咲
*
(困ったなぁ……)
確かに、結婚したんだから、お金のことも疎かには出来ない。
今までは、家計簿もつけてなかったけど、これからは付けなきゃだめかな?
あ、そうだ。忘れてた!
公共料金の名前を変えなきゃいけないのかな。
表札も『青木』にしないと。
そういえば、ご自宅ではベッドだったはずだけど、今は和室の客間だから、布団を敷いて寝てらっしゃる。
和室から、洋室へのリフォームって、高いのかしら?
きっと、洋室の方が良いわよね。
「野々村さん、実は近々両親がこちらに会いに来たいと言ってるんです。」
「えっ!?」
「美幸のことも落ち着きましたから、先日、ようやく電話をかけたんです。
そしたら、ぜひ、野々村さんや子供に会いたい、と。」
「そ、そうなんですか。」
結婚したんだもの。当然よね。
私みたいに何の取り柄もない者だと気に入られないかもしれないけど…
「泊まる所は用意しますから、そうですね。
昼ごはんでも食べて、少し話をするだけで良いんです。」
「お昼ご飯はどうしましょう?」
「どこかから、とりましょう。」
良いのかな?何も出来ない嫁って思われないかな。
って、お料理は本当に出来ないんだけど。
(困ったなぁ……)
確かに、結婚したんだから、お金のことも疎かには出来ない。
今までは、家計簿もつけてなかったけど、これからは付けなきゃだめかな?
あ、そうだ。忘れてた!
公共料金の名前を変えなきゃいけないのかな。
表札も『青木』にしないと。
そういえば、ご自宅ではベッドだったはずだけど、今は和室の客間だから、布団を敷いて寝てらっしゃる。
和室から、洋室へのリフォームって、高いのかしら?
きっと、洋室の方が良いわよね。
「野々村さん、実は近々両親がこちらに会いに来たいと言ってるんです。」
「えっ!?」
「美幸のことも落ち着きましたから、先日、ようやく電話をかけたんです。
そしたら、ぜひ、野々村さんや子供に会いたい、と。」
「そ、そうなんですか。」
結婚したんだもの。当然よね。
私みたいに何の取り柄もない者だと気に入られないかもしれないけど…
「泊まる所は用意しますから、そうですね。
昼ごはんでも食べて、少し話をするだけで良いんです。」
「お昼ご飯はどうしましょう?」
「どこかから、とりましょう。」
良いのかな?何も出来ない嫁って思われないかな。
って、お料理は本当に出来ないんだけど。