赤い流れ星3
side 野々村美咲
「美咲さん、和彦のことをお願いね。」
「は、はい、頑張ります。」
「子供がもう少し大きくなったら、うちにも遊びに来てね。」
「は、はい。ありがとうございます。」
お義父さんとお義母さんは、初日とは違い、良い印象で帰られた。
最初、お義母さんはちょっと苦手かな、なんて思ったのが、なんだか申し訳ないみたい。
天涯孤独だった私に、また親が出来たのに。
なんて、罰当たりなことを考えてしまったのかしら。
これからは出来るだけお二人を大切にしようと思い直した。
お義父さんはご病気をされたせいもあって、もうお仕事は引退されてるらしいけど、お義母さんはまだ弁護士さんとして活動されている。
すごいなぁ。
家事はお義父さんがされてるらしい。
でも、そんな話は青木さんから聞いたこと。
今度お会いする時は、そういう話も打ち解けて話せたら良いな。
*
「まぁ、こんなに!」
帰ってきた青木さんから、封筒を渡された。
ご両親からの出産祝いだった。
それも、けっこうたくさん。
結婚祝いも兼ねているということだった。
「お礼は何にしましょう?」
「いいよ、そんなこと。」
青木さんはそうおっしゃるけど、そういうわけにはいかない。
これからはこういうこともいろいろと考えなくてはいけないんだわ。
「は、はい、頑張ります。」
「子供がもう少し大きくなったら、うちにも遊びに来てね。」
「は、はい。ありがとうございます。」
お義父さんとお義母さんは、初日とは違い、良い印象で帰られた。
最初、お義母さんはちょっと苦手かな、なんて思ったのが、なんだか申し訳ないみたい。
天涯孤独だった私に、また親が出来たのに。
なんて、罰当たりなことを考えてしまったのかしら。
これからは出来るだけお二人を大切にしようと思い直した。
お義父さんはご病気をされたせいもあって、もうお仕事は引退されてるらしいけど、お義母さんはまだ弁護士さんとして活動されている。
すごいなぁ。
家事はお義父さんがされてるらしい。
でも、そんな話は青木さんから聞いたこと。
今度お会いする時は、そういう話も打ち解けて話せたら良いな。
*
「まぁ、こんなに!」
帰ってきた青木さんから、封筒を渡された。
ご両親からの出産祝いだった。
それも、けっこうたくさん。
結婚祝いも兼ねているということだった。
「お礼は何にしましょう?」
「いいよ、そんなこと。」
青木さんはそうおっしゃるけど、そういうわけにはいかない。
これからはこういうこともいろいろと考えなくてはいけないんだわ。