赤い流れ星3
その次の日、知らない人から青木さん宛に現金書留が届いた。
かなり分厚い。
「あっ!」
青木さんは、その名前に見覚えがあるみたいだ。
『高坂隆二』さん。一体、どなたなんだろう?
「……50万も入ってる。」
「え!?そんなに?
一体、どういう方なんですか?」
「俺の実の父親だよ。」
「えっ!?」
「多分、シュウが連絡してくれたんだろう。」
そうだ。
確か、お義父さんは青木さんの実父ではない。
青木さんはお義母さんがまだ若い頃に出来た子供で、旦那様とは離婚されたと聞いている。
その旦那様…つまりは、青木さんの本当のお父様なんだわ。
「そういえばまだ話してませんでしたよね。」
「え?は、はい。」
青木さんは、高坂隆二さんのことを話して下さった。
その人が、シュウさんをホストの道に誘ったお師匠さんであることも。
「昔はずっと、高坂のことを憎んでいました。
だけど、大人になり、高坂に会ったら、そんな気持ちは一瞬で吹き飛びました。
僕は、高坂に愛されていたこともわかりましたし、気持ちが満たされました。
だけど、それで気が済んだのか、連絡を取ることも忘れてた。
孫の顔がみたいと書いてありましたが、良いでしょうか?」
「もちろんです。
私もお義父さんにお会いしたいです。」
それは嘘ではなかった。
私にはまたさらに家族が増えるのかと思ったら、本当に嬉しい気持ちだった。
かなり分厚い。
「あっ!」
青木さんは、その名前に見覚えがあるみたいだ。
『高坂隆二』さん。一体、どなたなんだろう?
「……50万も入ってる。」
「え!?そんなに?
一体、どういう方なんですか?」
「俺の実の父親だよ。」
「えっ!?」
「多分、シュウが連絡してくれたんだろう。」
そうだ。
確か、お義父さんは青木さんの実父ではない。
青木さんはお義母さんがまだ若い頃に出来た子供で、旦那様とは離婚されたと聞いている。
その旦那様…つまりは、青木さんの本当のお父様なんだわ。
「そういえばまだ話してませんでしたよね。」
「え?は、はい。」
青木さんは、高坂隆二さんのことを話して下さった。
その人が、シュウさんをホストの道に誘ったお師匠さんであることも。
「昔はずっと、高坂のことを憎んでいました。
だけど、大人になり、高坂に会ったら、そんな気持ちは一瞬で吹き飛びました。
僕は、高坂に愛されていたこともわかりましたし、気持ちが満たされました。
だけど、それで気が済んだのか、連絡を取ることも忘れてた。
孫の顔がみたいと書いてありましたが、良いでしょうか?」
「もちろんです。
私もお義父さんにお会いしたいです。」
それは嘘ではなかった。
私にはまたさらに家族が増えるのかと思ったら、本当に嬉しい気持ちだった。