赤い流れ星3
「もう過ぎたことじゃないですか。
正直言って、俺も昔はあなたに対して良い印象はなかったです。
母があなたの悪口ばかり言ってましたから。
でも、シュウのおかげであなたに会い、話してみたら、嫌な印象はなくなりましたよ。」
「本当か?
でも、お前はいろいろ苦労したんだろ?」
「いえ、苦労はほとんどありませんでした。
母は甲斐性がありましたし、祖父母もいましたからね。
あったとしたら、義父が来てからでしょうか。
それも思春期がゆえの問題で…
義父は俺を分け隔てなく可愛がってくれたのに、それでも俺はひねくれて…」
俺は、日本から離れイギリスに行った経緯等を話した。
寂しくてたまらなかったのに無理をして、どうにか耐えて…
「わかるような気がするよ。
すまなかったな。」
「あなたのせいじゃないですよ。
俺が選んだ道です。」
「義父さんはどんな人なんだ?」
「あなたとはまるで違う人ですよ。
見た目も性格も。」
「俺のことが嫌だったから、きっとまるっきり違うタイプの人を選んだんだろうな。」
高坂は、そう言って苦い笑みを浮かべた。
高坂の言った通りだと思う。
母さんは、高坂との離婚があったから、高坂とはまるで正反対の父さんを選んだんだ。
それなのに、美幸はシュウに惹かれている。
高坂と同じ、ホストのシュウに。
正直言って、俺も昔はあなたに対して良い印象はなかったです。
母があなたの悪口ばかり言ってましたから。
でも、シュウのおかげであなたに会い、話してみたら、嫌な印象はなくなりましたよ。」
「本当か?
でも、お前はいろいろ苦労したんだろ?」
「いえ、苦労はほとんどありませんでした。
母は甲斐性がありましたし、祖父母もいましたからね。
あったとしたら、義父が来てからでしょうか。
それも思春期がゆえの問題で…
義父は俺を分け隔てなく可愛がってくれたのに、それでも俺はひねくれて…」
俺は、日本から離れイギリスに行った経緯等を話した。
寂しくてたまらなかったのに無理をして、どうにか耐えて…
「わかるような気がするよ。
すまなかったな。」
「あなたのせいじゃないですよ。
俺が選んだ道です。」
「義父さんはどんな人なんだ?」
「あなたとはまるで違う人ですよ。
見た目も性格も。」
「俺のことが嫌だったから、きっとまるっきり違うタイプの人を選んだんだろうな。」
高坂は、そう言って苦い笑みを浮かべた。
高坂の言った通りだと思う。
母さんは、高坂との離婚があったから、高坂とはまるで正反対の父さんを選んだんだ。
それなのに、美幸はシュウに惹かれている。
高坂と同じ、ホストのシュウに。