赤い流れ星3
カズのお母さんは、確かにものすごく強い意志の持ち主だと感じた。
まだ高校生で、こんなにしっかりしている子は滅多にいない。
「真樹子は言ったよ。
俺のことが好きだから結婚したいし、子供が欲しいんだ、と。
俺はそんなことを言われても、ただオロオロするだけだった。
でも、真樹子の親も、真樹子の決意に負けて、結局、真樹子の思い通りになったんだ。
入籍し、高校卒業の2ヵ月くらい前に、真樹子は和彦を産んだ。
それは、もちろん学校でも噂になっただろうが、真樹子はそんなことも気にしなかった。
本当に強い女だよ。」
話を聞けば聞くほど、カズのお母さんはすごい人だと思えた。
「俺はその頃、まだフラフラしてたんだ。
結婚した以上、働いてないとまずいからバイトはしてたけど、長続きはしなかった。
やめてはまた新たな所をさがし、またやめて、を繰り返していた。
結婚しても、子供が産まれても、俺には責任感が持てないままだったんだ。」
カズさんは、未だにそのことを悔やんでいるのか、遠い目をして酒を飲んでいた。
まだ高校生で、こんなにしっかりしている子は滅多にいない。
「真樹子は言ったよ。
俺のことが好きだから結婚したいし、子供が欲しいんだ、と。
俺はそんなことを言われても、ただオロオロするだけだった。
でも、真樹子の親も、真樹子の決意に負けて、結局、真樹子の思い通りになったんだ。
入籍し、高校卒業の2ヵ月くらい前に、真樹子は和彦を産んだ。
それは、もちろん学校でも噂になっただろうが、真樹子はそんなことも気にしなかった。
本当に強い女だよ。」
話を聞けば聞くほど、カズのお母さんはすごい人だと思えた。
「俺はその頃、まだフラフラしてたんだ。
結婚した以上、働いてないとまずいからバイトはしてたけど、長続きはしなかった。
やめてはまた新たな所をさがし、またやめて、を繰り返していた。
結婚しても、子供が産まれても、俺には責任感が持てないままだったんだ。」
カズさんは、未だにそのことを悔やんでいるのか、遠い目をして酒を飲んでいた。