赤い流れ星3
side 和彦
*
「おめでとう!」
「すごく綺麗よ!」
俺と野々村さん、シュウと美幸の合同結婚式の日は、突き抜けるような青空の日だった。
この日はタカミーがスタッフを引き連れてやって来て、ヘアやメイクをやってくれた。
さすがに一流の腕前だ。
迷惑がって、逃げたりしてたけど、こんな時には店を休んでまで来てくれる。
なんだか、今までのことが申し訳なく感じる程だった。
これからは、良い関係が築けるかもしれない。
純白のウェディングドレスをまとった野々村さんは、まさに女優みたいな美しさだ。
恥ずかしいが、惚れ直してしまった。
美幸も、我が妹ながら、可愛いと思えた。
とりあえず、いつもとは全く違う。
これがタカミーマジックというものか。
そして、その隣にいるシュウが、これまためちゃくちゃかっこいい。
妬ましく感じる程だ。
考えてみれば、あの赤い流れ星の奇跡で小説から呼び出されて具現化し、いろいろなことがありながら、一度は別れたシュウと美幸が、ようやく結婚出来たことには、胸が熱くなる。
シュウが美幸を愛しているという設定がないこの世界で、まさか、やり直せるとは思ってなかった。
これが正解だったのかどうかはわからないけれど、それでも兄としては嬉しい限りだ。
「おめでとう!」
「すごく綺麗よ!」
俺と野々村さん、シュウと美幸の合同結婚式の日は、突き抜けるような青空の日だった。
この日はタカミーがスタッフを引き連れてやって来て、ヘアやメイクをやってくれた。
さすがに一流の腕前だ。
迷惑がって、逃げたりしてたけど、こんな時には店を休んでまで来てくれる。
なんだか、今までのことが申し訳なく感じる程だった。
これからは、良い関係が築けるかもしれない。
純白のウェディングドレスをまとった野々村さんは、まさに女優みたいな美しさだ。
恥ずかしいが、惚れ直してしまった。
美幸も、我が妹ながら、可愛いと思えた。
とりあえず、いつもとは全く違う。
これがタカミーマジックというものか。
そして、その隣にいるシュウが、これまためちゃくちゃかっこいい。
妬ましく感じる程だ。
考えてみれば、あの赤い流れ星の奇跡で小説から呼び出されて具現化し、いろいろなことがありながら、一度は別れたシュウと美幸が、ようやく結婚出来たことには、胸が熱くなる。
シュウが美幸を愛しているという設定がないこの世界で、まさか、やり直せるとは思ってなかった。
これが正解だったのかどうかはわからないけれど、それでも兄としては嬉しい限りだ。