赤い流れ星3
はぁぁ…やっと終わった。



結婚式が無事に終わった。
真っ白なウェディングドレスから、ピンクのミニのワンピースに着替えた。
足太いのに、ミニなんてなんか恥ずかしい。
でも、タカミーさんがこれが良いって選んでくれたんだ。



野々村さんは、ちょっとパープルっぽいピンクのロングドレス。
なんて綺麗なんだろう。
野々村さんは本当にダイヤモンドの原石だったよね。
昔の野々村さんが嘘みたいだよ。



「美幸さん、すごく可愛いですよ。」

「えー、恥ずかしいよ。
こんな太い足さらけ出して。」

「そんなことありませんよ。健康的で素敵です。」



健康的か、物は言いようだね。
悩んでも仕方ないから、気にしないようにしよう。



「野々村さん、なんだか女優さんみたいだよ。」

「そんなことありませんよ。
私こそ恥ずかしい。」



確かに、腕や背中がわりと空いている。
でも、野々村さんは色も白いし、腕も背中も綺麗だから、全然大丈夫だよ。



「あ、時間ですよ、行きましょう。」



私たちは、会食をするレストランに向かった。
その入口には、シュウさんと兄さんがいた。
二人も礼服から普通のスーツに着替えてた。
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