赤い流れ星3
「早く行かなきゃ!」
「じゃあ、ひかりさん、後はよろしくお願いします。」
「はい、行ってらっしゃい。」
今日は久しぶりにここにお泊まりさせてもらう。
夜は皆で成人式のお祝いだ。
この家もけっこう古くなって来たから、近々建て替える予定なんだって。
おじいさんは、なんともう90代になり、仕事は引退してご隠居生活をしている。
90代とはいえ、頭も体もまだしっかりしている。
でも、いつ何があるかわからないから、私は毎日おじいさんに会いに行っている。
今でこそ落ち着いたけど、あれから、けっこういろいろ大変だったんだ。
シュウさんと結婚したことは、割と早くにバレた。
タカミーさんがSNSに結婚式の様子を上げたから。
母さんは弁護士事務所の人に教えてもらったとかで、突然、電話がかかって来て、私の相手がホストだと知って、母さんは発狂寸前になってしまった。
結局、また両親でやって来て、修羅場になったんだよね。
兄さんもおじいさんも、必死で説得してくれたけど、母さんは聞く耳を持たなくて。
最終的には勘当みたいなことになってしまったんだ。
兄さんやおじいさんは、今は仕方ないとか、気にするなって言ってくれたけど、シュウさんは酷く悩んで…
かなり落ち込んでたから、私も釣られて落ち込んだよ。
「じゃあ、ひかりさん、後はよろしくお願いします。」
「はい、行ってらっしゃい。」
今日は久しぶりにここにお泊まりさせてもらう。
夜は皆で成人式のお祝いだ。
この家もけっこう古くなって来たから、近々建て替える予定なんだって。
おじいさんは、なんともう90代になり、仕事は引退してご隠居生活をしている。
90代とはいえ、頭も体もまだしっかりしている。
でも、いつ何があるかわからないから、私は毎日おじいさんに会いに行っている。
今でこそ落ち着いたけど、あれから、けっこういろいろ大変だったんだ。
シュウさんと結婚したことは、割と早くにバレた。
タカミーさんがSNSに結婚式の様子を上げたから。
母さんは弁護士事務所の人に教えてもらったとかで、突然、電話がかかって来て、私の相手がホストだと知って、母さんは発狂寸前になってしまった。
結局、また両親でやって来て、修羅場になったんだよね。
兄さんもおじいさんも、必死で説得してくれたけど、母さんは聞く耳を持たなくて。
最終的には勘当みたいなことになってしまったんだ。
兄さんやおじいさんは、今は仕方ないとか、気にするなって言ってくれたけど、シュウさんは酷く悩んで…
かなり落ち込んでたから、私も釣られて落ち込んだよ。