赤い流れ星3
「おじいさん、秘書なんているんだ!?
すっごーい!」
「美幸ちゃん、そんなの当たり前じゃないか。
KEN-Gはただのクールなおじいちゃんじゃないんだよ。
秘書くらいいるよね。
あ……もしかして、ボディガードもいたりする!?」
その問いにおじいさんはただ微笑むばかりで答えなかった。
…ってことは、本当にボディガードがいるってこと?
やっぱり、ダテにあんな大豪邸に住んでるわけじゃないんだって、私はあらためて確認した。
「あ…あの……」
その時、野々村さんがおじいさんの方を向いておずおずと小さな声をかけた。
何だかとても言いにくそうに落ちつきのない素振りをして…
「なんじゃな?」
「あ…あの、つまらないことですが……
KEN-Gさんは、さっきご自分でスマホの契約に行かれたっておっしゃってましたよね…?」
「あぁ、そうじゃが……それがどうかしたのか?」
「そ、それじゃ、そのスマホはKEN-Gさんご本人の名義ってこと…ですか?」
「あぁ…もちろんそうじゃよ。」
おじいさんは不思議そうな顔をしながらも、野々村さんの質問にそう答えた。
私も、野々村さんがどうしてそんな質問をするのかその意図がわからない。
「え…えっと、そ、それじゃあ…ですね…
KEN-Gさんが持ってらっしゃるビルとか、あのお屋敷の名義もやっぱりKEN-Gさんのものなんですか?
あ……お。おかしなことをお聞きしてすみません!」
本当におかしな質問だ。
野々村さん…一体、なにを言ってるんだろう?
そんなこと、訊かなくても当たり前のことじゃない。
第一、なんでそんなことが気に……
(あ………)
その時、ふと私の頭にひらめくものがあった。
そうだ……もしかしたら、野々村さんはKEN-Gさんの財産を確かめてるってこと!?
ビルとか家がおじいさん本人のものかどうかを確かめておきたいってこと!?
そ、それじゃあ、やっぱり野々村さんがおじいさんに近付いてるのは、好きとかってことじゃなくて、おじいさんの財産が目的ってことなの!?
すっごーい!」
「美幸ちゃん、そんなの当たり前じゃないか。
KEN-Gはただのクールなおじいちゃんじゃないんだよ。
秘書くらいいるよね。
あ……もしかして、ボディガードもいたりする!?」
その問いにおじいさんはただ微笑むばかりで答えなかった。
…ってことは、本当にボディガードがいるってこと?
やっぱり、ダテにあんな大豪邸に住んでるわけじゃないんだって、私はあらためて確認した。
「あ…あの……」
その時、野々村さんがおじいさんの方を向いておずおずと小さな声をかけた。
何だかとても言いにくそうに落ちつきのない素振りをして…
「なんじゃな?」
「あ…あの、つまらないことですが……
KEN-Gさんは、さっきご自分でスマホの契約に行かれたっておっしゃってましたよね…?」
「あぁ、そうじゃが……それがどうかしたのか?」
「そ、それじゃ、そのスマホはKEN-Gさんご本人の名義ってこと…ですか?」
「あぁ…もちろんそうじゃよ。」
おじいさんは不思議そうな顔をしながらも、野々村さんの質問にそう答えた。
私も、野々村さんがどうしてそんな質問をするのかその意図がわからない。
「え…えっと、そ、それじゃあ…ですね…
KEN-Gさんが持ってらっしゃるビルとか、あのお屋敷の名義もやっぱりKEN-Gさんのものなんですか?
あ……お。おかしなことをお聞きしてすみません!」
本当におかしな質問だ。
野々村さん…一体、なにを言ってるんだろう?
そんなこと、訊かなくても当たり前のことじゃない。
第一、なんでそんなことが気に……
(あ………)
その時、ふと私の頭にひらめくものがあった。
そうだ……もしかしたら、野々村さんはKEN-Gさんの財産を確かめてるってこと!?
ビルとか家がおじいさん本人のものかどうかを確かめておきたいってこと!?
そ、それじゃあ、やっぱり野々村さんがおじいさんに近付いてるのは、好きとかってことじゃなくて、おじいさんの財産が目的ってことなの!?