約束 ~十年後のプロポーズ~
「私、料理下手だから失敗ばかりして」




そんな彼女の手を優しく包む






「こんなになってまで頑張ってくれてありがと」






弁当を食べ終えたら、ちょうど友達からメールが来たので応援に行くことにした




「これからどのくらい残るかわからないけど、どうする?先に帰るか?」





僕が聞くと彼女は激しく首を横に振った





「やだ!せっかく一緒にいれるしいる!それにユニフォームの姿をしっかり見ていたいし」





そういや、ユニフォームを見ることってあまりないような気がする





「ならあとで写真撮ろうか」
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