約束 ~十年後のプロポーズ~
僕は元々体が弱くて病気になりやすく学校を休みがちだったこと、彼女と同じクラスのときに休み明けに心配されたりして、彼女が遠くから僕のことを見てくれていたことを話した





「なるほどね。娘は昔は物静かで人と話すこともなかったんだよ。そんなに君のことを気にするのは娘も知らず知らずに君のこと好きになっていたのかもね」





「そうなんですかね。そうだとしたら嬉しいです」





「娘は君のことをよく話してくれるんだよ。買い物に行った日のことなんか、送り迎えまでしてくれて、いろんなお願い聞いてくれたみたいじゃないか。君の話になると娘は幸せそうにしてるんだよ。現に、この寝顔がその証拠だ」
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