好きって言って
帰り道あなたは私を待っていた



「話の続きしよっか」




あなたの言葉に頷いた




あなたが喋りだす前に私から口を開いた






「ねぇ、どうして真実にあんな演技させたの?」





「なんで藍子知ってんの?」




「なんでだっていいじゃん!答えてよ」



あなたは渋々答えた


「どうしても藍子と付き合いたかった。けれど告白する勇気はなかった。だから回りくどくなっちゃったんだよ」







「許さない。私に嘘ついたの許さないから!」






「藍子、ごめんて!」







「なっちゃん」






「はい」








「私と結婚して」
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