リンゴジュースのあなた
―――――キーンコーンカーンコーン…
…教室戻ろ。
「どこ行ってたのよ~!?」
教室に入った瞬間梓は聞いてきた。
「うん。ごめん。屋上行ってた。」
無理やり微笑んだ。
今は、触れないでね???
「…………。
ノート見る???」
梓はにっこり微笑んだ。
ありがとう。
「うんっ!!」
そして、私はその日から
休み時間に左から二番目の窓から
晴さんをまったく見なくなった。
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