リンゴジュースのあなた
「よぉ。リンゴ。お前よく倒れるな。」
リンゴ!?
ってゆか…話してくれた。
「私…リンゴじゃないです。」
「え―でも今もリンゴみたいだぜ??」
また、晴さんの手が優しく頬に触れた。
「名前…」
「へ???」
晴さんは恥ずかしそうに
「名前…なんつうの???」
と言うから、
今の私の頬…
きっと更にリンゴになっただろう。
「…香澄です。」
「ふぅん…香澄。」
あ…話せたってことで舞い上がって忘れてた。
彼女いるんだった…。
「お前さ…窓から見てたろ??」
「え!?」
何で知ってるの!?
「…知ってた。」