リンゴジュースのあなた
「彼女って決まってないじゃん。」
梓はさらっと言った。
「でも…。仲良さげだし…
女の子には話さないのに…。」
そうでしょう???
「………。そっか。」
「はぁぁ。いい人いないかなぁ…」
なぁんて。すぐ忘れられたら本当の恋じゃないよね???
「次の授業…サボろっかな…」
ぽつりと私が言うと梓が
「そうしなっ!いつもの屋上で!」
いつもなら賛成しないのに…
「うん…」
寝よ。