リンゴジュースのあなた
「香澄は何もしないの??」
そりゃぁしたいけど…
「できない…。見てるだけでいいや。」
私は微笑みながら梓に言った。
パチッ…
ん??今晴さんと目合った気がする…
気のせいかな??
「今香澄のほう見たよね???」
えっ…やっぱり???
パチッ…
あれ???また…
パチッ…
ん???
「香澄…脈ありっぽくない???」
「え~それはないよ。
あっ…リンゴジュースあげた子だって思ってるんじゃないのかな???」
今のも、奇跡だ。