リンゴジュースのあなた
「やっぱりショックだなぁ…」
さっきのことが頭から離れない…。
「あれ???」
正門から生徒が出て行くのが見えた。
男の子と女の子…
誰だろ????
………あ。間違いないや。
だってあんなにオーラあるし。
すぐわかったよ。
「晴さん…」
やっぱり彼女いたんだ…。
すっごく綺麗な人。
「ヒック…ック…」
涙は止まらない。
好きにならないはずだった。
だけどこの涙がこぼれるだけ
晴さんが好きってこと…
いつの間にか、恋してた。
いつの間にか、こんなに想ってた。
気づきたくなかった…。
出会わなければ、よかった。