TwinsStory
再び目を覚ました。
-一体どうなっているの?-
どうしていいか分からなかった。自分のことさえわかってないのに姫様?私が?
そう想っていたらさっきのメイドが入って来た。
「だいぶ落ち着かれましたね。良かったです!」
「あの、いろいろ話すって…」
「ああ。あの話ですね。じゃあゆっくり聞いていただけますか?」
「はい。」
「実は、姫様が馬車に乗っているときに誤って転落してしまって・・・。
それで記憶をなくしてしまったんです。」
「馬車?」
「でも大丈夫。きっとすぐに全て思い出しますよ!」
「けど、私に姫様なんて務まりますかね?・・・・・・」
「全然大丈夫ですよ!安心してください。私は姫様の味方です!だから何かあったら私に相談してください。あっちなみに私の名前、エミリーっていいます。
よろしくお願いします!」
そう言うと、エミリーは深々と頭を下げた。
「ちょっと、頭を上げてください。」
「あっあと、敬語やめてください!姫様に敬語を使われるなんて申し訳ないです。」
「ああ…。じゃあ、敬語やめてみまっっあ
っっ、みるね。」
「それでいいんです!じゃあ、そろそろ会議があるので失礼します。今日はゆっくり休んでくださいね!」
「ありがとう。」
そう言うと、エミリーは部屋を出て行った。
-なんだか、エミリーに元気をもらった気がするな-


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