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其れは其れは過酷な女の道 自由など無い 其れでも逢瀬願う たがう未来だとしても 其れでも逢瀬願いたい─ 十五夜、共に月を眺めれば 十三夜、またお前さんに逢える また逢えるのだ─ 見上げた月が また綺麗に見えますように。 浪人と遊女の恋、是非ともお読みくださいまし。
綺麗な月の十五夜 きっと来月も 綺麗な十三夜でしょう。 遊郭の香りを漂わせながら しっとりと優しい 遊女と浪人との絡み。 上質な短編です。 おすすめです。ぜひ。
十五夜に重ねた二人の世界を丁寧かつ繊細に描いています。 さすがに、上手くそして本格的です。 読後に爽やかさも残ります。 読んで下さい。
とても興味深く 読ませて頂きました。 あまり知らない遊郭での 階級や十五夜に纏わる 習わしなど、へぇ〜と 頷いてばかりでした。 物語はどんなにがんばっても 上へは行けぬ下層女郎と 浪人である貧乏侍との 恋物語が描かれています。 どちらもパッとしない 立場でありながらも その思いは十五夜の月の様に 輝かしくもしっとりと 描かれていて 読後になんとも言えぬ 余韻が残りました。 是非、お薦めします。