さくら町ゆめ通り商店街~小さなケーキ屋さん~
「『好き』っていうのは……男性としてではなく人間として?」
みどりさんは、笑ってうなずいた。
「奥さんがいる人を、男性として好きになってはまずいです」
「でも、男性として好きになったら、どうするんですか?
もし相手が、独身だったら、つきあっちゃう?」
(妻子ある人を異性として好きになるってことは、ないんだろうか)
「好きになるのは、いいことですよ。でも、それだけです。私は」
みどりさんはちょっと真剣な顔をした。
「私は、そんな風に人をよく好きになるから、失敗も重ねてきてね……今は、わかったんです」
「水泳の『飛び込み』ですよ。恋愛は。
みどりさんは、笑ってうなずいた。
「奥さんがいる人を、男性として好きになってはまずいです」
「でも、男性として好きになったら、どうするんですか?
もし相手が、独身だったら、つきあっちゃう?」
(妻子ある人を異性として好きになるってことは、ないんだろうか)
「好きになるのは、いいことですよ。でも、それだけです。私は」
みどりさんはちょっと真剣な顔をした。
「私は、そんな風に人をよく好きになるから、失敗も重ねてきてね……今は、わかったんです」
「水泳の『飛び込み』ですよ。恋愛は。