さくら町ゆめ通り商店街~小さなケーキ屋さん~
麻理は、壁にかかったカレンダーに目をやった。
「明日から学校だね」
「そーだね。宿題できた?」
話題が「シティ・タイムズ」から離れたので、少しほっとする。
「うん、英語の問題集はできた。感想文も書いた。数学の問題は難しかったけれど、まあ、何とか」
「え? 数学? そんな宿題、あった?」
数学の宿題なんて、まったくしていない。
「ほらあ、数学の最後の授業の時、先生が言ったじゃない。
問題集の練習問題と応用問題を、一学期の範囲の所は全部やってきなさいって」
「そうだったけ?……あっ!」
思わず口を押さえた。背中を汗が流れる気がした。
「明日から学校だね」
「そーだね。宿題できた?」
話題が「シティ・タイムズ」から離れたので、少しほっとする。
「うん、英語の問題集はできた。感想文も書いた。数学の問題は難しかったけれど、まあ、何とか」
「え? 数学? そんな宿題、あった?」
数学の宿題なんて、まったくしていない。
「ほらあ、数学の最後の授業の時、先生が言ったじゃない。
問題集の練習問題と応用問題を、一学期の範囲の所は全部やってきなさいって」
「そうだったけ?……あっ!」
思わず口を押さえた。背中を汗が流れる気がした。